DATT-A9DARX見知らぬ分解

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(初版公開:2018年8月1日、最終更新:2023年12月1日)


ニューゲームで試す(マップ一覧)

合計59ものマップから、地形に自然さのあるマップを「プレイアブルなマップ(遊びがいのあるマップ)」として厳選して紹介。PC「A列車で行こう9」とPS4「A列車で行こうExp.」で内容は共通です。初心者卒業へのファーストステップをいま踏み出しましょう。を「スケール1:1モード」「時間拡張30倍」で楽しみたいところですが、そのような統一は図られていません。「スケール1:1モード」「時間拡張30倍」ではないマップでは、記載の内容がじゅうぶんに試せない場合もありますのでご注意ください。

※「古都再興」「水面に映ゆる鉄道」「観光都市からの飛躍」「島の繁栄」「新幹線とリニア」「バスのある風景」「工業地帯のエネルギー転換」「鉄道博物館」「シーサイドリゾートの発展」「日の落ちない街ダウンタウン」「世界競技大会開催」「恐竜の眠る山岳地帯」「海の守り神と山の守り神」「星のみえる丘」「湯煙の似合う都市」「ランドマークタワー博覧会」「鉄道博物館」「川沿いにある街」「宵明けの大都」「夕染めの水都」「山間の秘湯へ」「田園の彼方へ」「名山そびえ立つ街」「ジオラマの映える町」「風光明媚なローカル線」「渓流を望む汽車」と「A列車紀行」の各マップは扱いません。各バージョンから半数を超えるマップの紹介はいたしません。

【豆知識】「A列車で行こう9」(PS4「A列車で行こうExp.」)の画面では「ニューゲーム」「ゲーム名」「ニューゲームを開始する」という表記になっており、1つ1つのマップを「ゲーム」と呼んでいます。「試合」や「競技」という意味の英語の感覚だと思います。なお、公式のオンラインマニュアルでは「マップ」という用語は「線路や建物の配置」を指していて、地形は含まず、列車も含まないようです。「地図を作る」「計画する」「マッピングする」という動詞の意味が先にあって、その動作の結果を名詞で表わす英語の感覚だと思います。…それではみなさま、よいゲームを!

【豆知識】イタリア語で「どこかで見たような」「オペラの筋書き」という意味の「シナリオ」という言葉はDS版・3DS版・Switch版で使われているもので、「A列車で行こう9」(PS4「A列車で行こうExp.」)では使われていません。ウィキを作った人は、きっとDS版が人生初の「A列車」だったのでしょう。使う言葉を見ればゲーム歴もPC歴もまるわかり。誰しも最初に入門したときに覚えた言葉をずっと使っていくものです。英語の「シナリオ」という言葉に「戦略」や「展開」という意味はありません。「シナリオ」という言葉を使うと「すべてが計画通りの」「予定調和の」というニュアンスになります。そんなものがゲームとしておもしろいでしょうか。そもそも「シナリオ」という用語は制作側が使うもの。観客側が「シナリオ」という言葉を持ち出すのは、何か不満があるとか、見てもいない作品を見たことにしたいといったネガティブな動機や文脈があるときくらいでしょう。客にまで「シナリオ」という言葉を使わせるDS版・3DS版・Switch版は、あまりにもプレーヤーが置き去りの『作者本位』すぎないでしょうか。公式のオンラインマニュアルでは「街の攻略ポイント」「秘書からの調査報告(都市の抱える問題点、改善のためのアドバイス)」とも言い換えられている「このマップの解説」が、あえていえば「シナリオ」に相当しますが、DS版などのようにゲームシステムとして達成目標などが管理される仕様にはなっていません。なお、製品情報やプレスリリースでは「シナリオマップ」「新規追加マップ」と呼ばれています

「A列車で行こう9」「A列車で行こうExp.」に関する
知識と情報源の見取り図
目的 公式の情報源や機能 このサイトの情報
基本操作の説明を見るには
ゲームシステムを理解するには
  • 公式ガイドブック
  • PS4「攻略サポートガイド」
  • A9V1のシナリオマップを参考に
オリジナルマップを作るには
ダイヤをリアルにするには
テーマから逆引きするには
「A列車で行こう9」発売時になされた9つのステートメントを13年後に読み解く(※独自に作成)
1 「別次元のリアリティの中、新たなA列車の疾走が始まる。」 ゲーム内の「産業」の動きが旧作よりも詳細(データの行列が多次元)かつ動的(リアルタイム)になったとアピールしている。(「次元」という言葉は比喩ではない。)
また、旧作にあった「誘致」の仕組みは産業の種類を固定してしまっていたが、これをなくしてフレキシブル(確率的)にしたと言っている。
「疾走が始まる」は「始動」からの言い換えで、新作の販売を開始するということを言っている。当初から10年ほどのロングセラー化を想定していたらしい
ゲームの中で走る列車の最高速度を言うものではないが、最初のバージョンには「速度制限標識」がなく、すべての列車がプラレール®のように常に最高速度で全力疾走していた。
2 「太陽が描く影、水面に映るビル群、色彩豊かな木々。」 文句なしに美しい太陽光と影の描画だが重い。この重さは発売当時だけでなく、現在のPCでも重い。VRAMが焼ける
水田やデパートの噴水には水面の表現がない。段差のある川やダムはできない。
樹木の色は季節により変化するが、まったく美しくはないし、バリエーションも乏しい。同じくらいの高さの樹木しかなく変化をつけにくい。花の咲く低木はない。
言及のない「雲」は3Dのワールドの『天井』に貼りついているだけで「入道雲」「笠雲」など立体感のある雲は表現されない。
「霧」の表現はあるが「雷」や「風」それに「虹」などの多彩な天候の表現はない。天候の変化が時計と連動しすぎていて不自然。
こうしたものは3Dゲームの舞台装置としてコモディティ化しているので、『完璧』でなければ即座に見劣りしてしまう。
(じぶんでがんばって作りましたというより、いちばんいいのを買ってきて取り付けましたというほうがよい。)
3 「無数の光の粒が彩る、鮮やかな夜景。」 建物の窓のあかり(『粒』)が適当にばらけて明滅し、同種の建物が(『無数』に)並んでいてもあかりのパターンが規則的になり過ぎない。光の色はいまいち
「夜景」への言及は新登場のゲーム要素「発電所」の単なるアピールではなく、「発電所」がないとゲームが進まないという新しいゲーム性について周知を図る狙いもあったはずだ。
4 「過去最高、総勢224種類の列車、蒸気機関車。」 その通りなのだが、ラインアップのバランスはよくない。地下鉄はないに等しい。3Dモデルのディテールは車種により大きく異なる。気動車の煙は表現されていない
5 「立体交差の巨大複合駅、複雑に入り組む線路。
縫うように張り巡らされた、道路交通網。」
このゲームの『お約束』である「無駄な道路」を「区画整理」する楽しみをアピールしている。路線バスを本物らしく運行できる仕様にはなっていない交差点が増えると重い。
駅の種類は最初のバージョンでは貧弱だった。最新のバージョンでも駅のカスタムができないという不満がある。後から追加された立体交差駅と車庫は、長さが固定なのが使いづらい。
秋葉原ごっこをしようとすると山手線を10両編成にする必要がある。快速線にホームがなく緩行線ホームは中線になっている西船橋ごっこはできない。
字幕でいう「立体」「巨大」「複雑」とは、ムービーに出てきているプラレール®のぐるぐる巻き橋やトンネル、畑村先生ご自慢の鉄板巻き地下鉄駅のことを言っているのかも知れない。
6 「広大な地形と多様な建物が描く、街並みのリアリティ。」 地形の表現が躍動的で雄大かつ自然であることは特筆に値するが、マップが広いとは言っていない。
建物の種類(「産業」)は体系的に非常によく考えられているが、1つ1つの建物がリアルだとは言っていない。
地形と線路と建物のスケールがリアルだとも言っていない。(それぞれがばらばらである。)
7 「リアルタイムにシミュレートされた街は、
まるで本物のように活動する。」
3Dグラフィックのことではなく、「産業構成比」と「乗客発生時間帯」のメカニズムのことを言っている。
8 「RTシミュレーションが描く、究極のリアリティ。」 「産業構成比」と「乗客発生時間帯」のメカニズムを可能な限り現実的にしたと言っている。
9 「ゲームを超えた鉄道経営と都市開発が、ここに完成。」 ゲームとして完成させることはもとより目指していないので好きなように指差喚呼ままごと鉄道経営ごっこと阿鼻叫喚すごろく都市開発ごっこをしてほしいと言っている。
もう少しまじめに言えば、3Dモデルや基本的な操作性は完成していたがゲームのバランスは未調整のまま発売され、アップデートパッチによりゲームの仕様が固まっていった。

【豆知識】PS4に移植された「A列車で行こうExp.」では新たに「ガイド付きマップ」が用意されましたが、もともとの「A列車で行こう9」では、公式ガイドブックがまだ出版されていなかったときに、A9V1の「大都市構想」から「鉄道博物館」までの11個のマップが実質的なチュートリアルになっていました。逆にいえば、PS4「A列車で行こうExp.」でも「ガイド付きマップ」は基本操作がわかるだけ(オンラインマニュアルを補完するに留まるもの)で、ゲームシステムを理解するには「大都市構想」から「鉄道博物館」までの11個のマップに取り組む必要があるといえます。それはさすがに面倒だという人のために、ここではA9V1A9V4から厳選した6個のマップを紹介します。6個でも面倒かも知れませんが、これはチュートリアルだと思って、クリアする必要はないので、ゲームの中でどんなことができるのかを順番に試していってください。


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マップ×遊び方

デモンストレーション型 ベース型 テーマ型
ガイダンス 【1番】
チュートリアル 【2番】 【4番】 【6番】
ステップアップ 【3番】 【5番】 【7番】
フリースタイル 【9番】 【8番】

※ゲーム内の地形データの著作権はゲームソフトのメーカーに帰属すると思われます。

おすすめコース

おすすめ設定

  1. 【環境設定(起動前)】「フルスクリーン表示」にせず「ウィンドウ表示」にしよう(起動後にウィンドウを最大化しよう)
  2. 【環境設定(起動前)】「画質設定」はむやみに高くしない(最新のCPU内蔵グラフィックスでじゅうぶん遊べます)
  3. 【マップコンストラクション】「時間拡張」は「30倍」を標準と考えよう(「30倍」にしないときは理由を説明しよう)
  4. 【マップコンストラクション】「スケール」は「1:1モード」だけを使おう(距離感と速度感を揃え、その感覚に慣れよう)
  5. 【Option】「ダイヤ設定」は「詳細設定」をオンにしよう(いますぐ使わない機能も見えるようにしておこう)
  6. 【Option】地形の起伏が見やすい光の当たりかたになる時間を見つけ、「時間による色彩変化」をオフにしよう
  7. 【Option】植物の彩りが最も豊かな時期を見つけ、「季節による色彩変化」をオフにしよう
  8. 【Option】「の表示」「雲の表示」は通常はオフにしよう(できあがったマップを鑑賞するときにオンにしよう)
  9. 車窓モード」では、フレームレートが下がらないように「影の表示」をオフに、「描画クリップ設定」を最短(左端)にしよう
  10. 通常は、「描画クリップ設定」を最遠(右端)にしよう(短いと、俯瞰したときにフォグがかかって見えにくい)

さらに詳しく


Descriptions and More

  • このページのもとになった記事(※ただし口語で長文です)がフォーラムで読めますので、詳しいことが知りたいときは参照してください。

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