(着手:2018年4月30日、初出:2019年7月1日、このページの公開:2021年1月16日、最終更新:2023年4月2日)
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線路と列車、資材と人口、収支と納税。必須項目を初級・中級・上級に分けて一覧。
「すももコース」は、A列車で行こう9・Exp.の速習コース(のようなもの)です。お手元に公式ガイドブックをご用意いただき、以下の通りご自身でゲームを進めていただきます。
これまでに刊行されている公式ガイドブックは全4冊。コースの各単元に対応するページを必ず読んでください。読まずにできるような簡単なゲームではありません。また、公式ガイドブックを漫然と通読しても、ぜんぜんわかってきません。4冊もある公式ガイドブックのあちこちから飛び飛びに読むことになりますが、これこそが「すももコース」の進み方であります。「すももコース」は、あなたのそばにつきっきりで、次はどのページを読め、ということだけを言う役割です。「すももコース」そのものが何かを教えるということはありません。じぶんでやってください。もう一度だけいいます。公式ガイドブックが本の形をしている理由はなんですか。何度でも繰り返し、あちこちのページを飛び飛びに読むためです。
※製品に同梱の「攻略サポートガイド」「公式ファイナルガイドブック」は書店で購入できる書籍ではありませんのでご注意ください。
初級 | 中級 | 上級 | |||
---|---|---|---|---|---|
線路と列車 | Ⅰ | → | Ⅱ | → | Ⅲ |
↓ | ↑ | ||||
資材と人口 | Ⅱ | → | Ⅲ | → | Ⅳ |
↓ | ↑ | ||||
収支と納税 | Ⅲ | → | Ⅳ | → | Ⅴ |
ここでいう「初級」は、簡単なことだけど大事で、最初から中級者気取りの人が見落としたりばかにしたりして失敗につながる(目の前のゲームシステムを直視せず、現実の鉄道や経済の一般常識だけでプレーする)というようなことを挙げています。自分は中級者(一般常識を備えた社会人)だと思っても、「初級」を無視しないで正確に理解しましょう。
ここでいう「上級」は、36連射けん玉の超絶技巧のようなテクニックをいうものではなく、考え方が抽象的あるいは哲学的だったりして、これをわかるとか、考えること自体に意味を見い出せる(考えて楽しい)にはある程度の年齢に達していないと難しいというようなことを挙げています。
そして、「初級」でも「上級」でもない、いわばふつうのことを「中級」として示しています。「中級」は中途半端という意味ではありません。また、いくらふつうのことといっても、知らなければ学ぶ必要があり、さらに、これが「中級」だということ(それを知っていても「上級」ではないということ)を知る必要があります。
表中に示した項目の習熟に適すると思われるニューゲーム(シナリオマップ)を例示していますが、これは、そのマップ自体に「初級」などのグレードがあるということではありません(マップの「難易度」の表示とは無関係です)。習熟するためのマップは、マップコンストラクションで自作してもよいでしょう。ここで大事なのは、じぶんはいま、この項目に習熟しようとしてプレーしているのだと自覚してプレーすることです。漫然とプレーし続ければそのうちわかるというものではありません。最初から知っていたことしか知らないまま13年(※A9V1の発売日からきょうまで4798日)が経ってしまうのです。
いいえ。ここに示した項目は、ゲームモードとマップコンストラクションのどちらでも必須の項目です。ゲームモードではゲームをうまく進めてきちんとゴールするために、マップコンストラクションではきちんとリアルに見える『箱庭』を完成、あるいは他者にとってのプレイアビリティを備えた「創作ゲーム」の完成のために、必要なことなのです。『箱庭』だから、「創作ゲーム」だから、何も学ばずに思ったようにやればいい、ということでは決してないのです。
現行バージョンのゲームソフトでは表現できないこともいろいろあるけれど、わたしたちは元気です。
このゲームを「時間どろぼう」と呼んでいるひとは、そそのかされてギャンブルに手を出せば簡単に依存する単に「プチプチ」をぜんぶつぶすまでやめられないだけのひとです。ダイヤがうまく組めないといいながら延々と試行錯誤するひとは、単に勉強不足なだけです。ちゃんと勉強すればたいていのひとは同じようにちゃんとできるようになるにもかかわらず、意図的に勉強の機会を奪いゲームに依存させようとする態度がなかったかと問いかけるものです。
このコースではうまく理解できなかったひとは、取り組む順番や考える向きを変えると一瞬でわかったりします。紙の公式ガイドブックを何度見てもわからなかったことが電子書籍で見たら一瞬でわかる…なーんてことも? 「わからない」という状態を相手のせいにしないようにしましょう。少しでもラクに&はやく理解できるよう、自分でいろいろ工夫しましょう。
補習 | |
---|---|
自動発展 | ⅠA ⅠB |
衰退と公園 | ⅠC |
最新の日本語として『腑に落ちる』という言葉があるように、このゲームを通じていろいろなことを学び、パズルのピースがすべてはまったと感じられる瞬間が、きっと訪れます。このことは、その瞬間が訪れるまでまったくわからないものではなく、たぶんこのコースを進めばゴールできそうという、方向感というか、くんくんくん…むこうからゴールのにおいがするぞそのまま進めばゴールがありそう、正しい道に沿って進んでいるという感覚のようなものがいくらかはあるものです。そのような感覚なしにむやみやたらと無鉄砲に、いくらゲームを最速でクリアしてもMODしてもコンテストで賞をもらってもSNSでおともだち100人とか1万人とか言っても、どこか空しいままではありませんか。
ちなみに小岩井いちごやまももコースもあります。「すももコース」は平板読みで、ヤギのように声を震わせて天を仰ぎ長音を異様に長く伸ばして発音してください。
「参考文献」は飾りではありません。このページの内容をうのみにせず、必ずご自身で以下の「参考文献」に目を通してください。
【豆知識】「鉄道工学」とはいうけれど、その内容は経済学と法学。「都市計画」といえば、それは行政学や農学になってくる。字面の雰囲気に惑わされず、どの分野の知識なのかを見極めて学んでいこう。そして、いまさらとりたてて「AI」とはいわないけれど、日立や東芝こそが「AI」の旗手である。このサイトの「はじめに」「カリキュラム」も熟読のこと。
【考え方】最新号である必要はないけれど、必ず手元に1冊は紙の時刻表を常備のこと。交通新聞社「JR時刻表」のほか、(公社)鉄道貨物協会「貨物時刻表」を1回は買うとよい。鉄道模型のカタログなどから知識を仕入れようとしないこと。
ARX十四パークス(97116)を見たと伝えるとスムーズです All Rights Reserved. ©2018-2023, tht.