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OuDiaは「清書」に使う。列車ごとに考えた箱ダイヤを組み上げて路線全体の運行計画をつくる。「たろうじかん」「脱技能化」「ダイヤホールとは。(最終更新:2024年10月10日)


OuDiaとA列車

  1. 「ダイヤ作成 ツール」とは
  2. OuDiaでダイヤグラムを描く
  3. OuDiaは「清書」に使う
  4. 「ダイヤホール」とは
  5. 「A列車とOuDia」7つの約束

OuDia」は、take-okmさん作のダイヤグラム描画ツールです。ダイヤグラムを描くことはゲームの攻略に必須ではありませんが、鉄道ライターの杉山淳一氏が執筆(カナ入力)した「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」で「OuDia」を使った「A列車」の楽しみ方が詳しく解説されています。ちなみに新しい新幹線総合システム「COSMOS(Computerized Safety Maintenance and Operation Systems of Shinkansen)」の1日の列車の上限は1600本。ゲーム「A列車で行こう」シリーズで何をどうがんばっても、本物のすさまじさにはおよばないことを承知の上で遊びましょう。

「COSMOS」読み方(発音)は不明ですがっぽく「こ」と発音することも許容されると思うし、許容されたいとも思います。ちなみに「cosmos」の対義語は「chaos」なのが趣深い。


「ダイヤ作成 ツール」とは

Googleでは「A列車で行こう ダイヤ作成 ツール」という検索をするひとが多いといいます。そんなものはありません。「ダイヤ作成」は知識であり技能であります。「ツール」さえあればできる、逆にいえば、じぶんがうまくできないのは「よいツール」がないからだ、といった言い分で「ツールのせい」にしてしまうきらいがありませんか。「OuDia」は、take-okmさん作のダイヤグラム描画ツールです。OuDiaは「描画」のツールですから、「作成」ということについては何も手助けしてくれません。どのようなダイヤを「作成」するのかは、あなた自身の知識と技能、それに、そもそもあなたは何をどうしたいのかということにかかっています。

A列車のダイヤ設定に所要時間の計測は不要です A列車のダイヤ設定で全駅全列車全時刻の入力は不要です

ダイヤグラムの線の傾きは速度を表わします。線の傾きを決めて線を描けば、描いた線から時刻と位置を読み取ることができるのがダイヤグラムです。「OuDia」は、これとは逆向きの作業を行なうツールです。(市販の時刻表を入手して)あらかじめわかっている位置と時刻を入力すると線を描いてくれるツールなのです。「A列車で行こう」というゲームでプレーヤーがやりたいのは、「OuDia」とは逆向きの作業です。列車の速度を決めて走らせる。これは、大きな紙にいきなり直線を引くがごとく直感的な作業です。せっかく「A列車で行こう」というゲームがこれほどにも直感的で遊びやすくできているというのに、わざわざ「OuDia」を使うのは冷凍したいものを電子レンジで加熱してから熱いまま冷凍庫に入れるかのような非常に二度手間なことです。

「たろう」が1往復するのにかかった「じかん」を「1たろうじかん」とする物理の運動、数学の微分積分の説明では「(軸上の点としての)時刻」ではなく「(量としての)時間」ですが、ここではダイヤグラムの話なので「時刻」にしました。



「A列車で行こう9」はゲームです。ゲームソフトを起動して、3Dグラフィックで列車が走り回るのをぼーっと眺めて日が暮れるアクアリウムの休日なのです。「時刻表」の形式で書き下して何がうれしいでしょうか。

「ダイヤ作成 ツール」という検索で、このサイトの「ツール」のページを訪れた挙句、「座標」と「作図」という用語の意味を正しく理解しないまま、このサイトが提供しているツールの使い方がまったく理解できないまま怒って帰っていく人がいるようです。このサイトは高校生以上を対象にしています。中学生ではないのですから「座標」を「数学の時間に出てくる『マス目(?)』のこと」あるいは「数学の時間に描かされる『グラフの線(?)』のこと」などと誤解していてはいけませんし、「作図」といえば「数学の時間にコンパスや定規で『図形やグラフ(?)』を描くこと」以外は考えられないというのもいけません。大人ならなおさらです。このサイト(neorail.jp)の「NMPC-L64」を使えば距離と乗客数を勘案した「ダイヤ作成」ができますが「ダイヤグラム」が描けるツールではありませんし、ダイヤそのものを作成するツールでもありません。「PAL8-CNV」はマップのセーブデータ(のバイナリ)を読み込ませるツールではありませんし、ましてやマップのデータから自動的に「NMPC-L64」や「箱ダイヤ計算機EX(EW72-TPR)」のデータに変換することなどできません。その「箱ダイヤ計算機EX(EW72-TPR)」がダイヤそのものを作成するツールではないのも、もちろんです。ひどい場合には、全角と半角の区別すらわかっていない人がフォームに全角で入力して途方に暮れているようすがあります。いきなり「ダイヤ作成 ツール」を探してしまう前に、用語と概念を正しく理解してください。単に言葉として聞いたことがあるとか覚えているというだけではだめです。「知っている(だけ)」と「理解している」は別のことです。数学の問題は解けていても理解はできておらず説明ができない人がいます。こういう人は目の前で使い方を実演してもらうまで使い方を理解することができず、説明だけを読んで理解するということがまったくできません。まさに「座標」と「作図」という用語を中学校の数学の時間に聞いて「知っている」だけでは、このサイトのツールは使いこなせないのです。その上で、このサイトのツールは考え方を理解するまでの自転車の補助輪のようなもの。考え方が理解できたなら、実際に使う「ツール」は表計算ソフトでもグラフィックソフトでも、なんでもよいのです。このサイトのツールだけを見ると、中高生くらいの年齢の人(14歳や17歳の人)にとっては何か馬鹿にされたような気がして腹が立つかもしれませんが、これは考え方を確実に理解するために、あえて自転車の補助輪のようなことをしているのです。自転車に乗れるようになるまでの間には自転車の補助輪がどれほど大事なものだったかをあなたも知っているはずです。内輪差の概念は児童交通公園のゴーカートで体得しておかないと手遅れです。運転免許を持っているのに台車で荷物を運ぶときにうまく曲がれず縁石に乗り上げたり壁に接触したりする人がいます。

Googleで「A列車で行こう ダイヤ作成 ツール」と検索するほどにも「ダイヤ作成」に興味を持ったのであれば、よい機会です。このページ「ダイヤグラム総合」の目次から順番に読み進み、1つでも多くの知識を獲得し、着実な技能として鍛え上げていってください。そうして体得された技能と確かな知識(繰り返しの経験に裏付けられた実感をともなう知識=「耳学問」ではない)は、ゲーム「A列車で行こう」の些細なバージョンの違いやゲーム機の種類といった表面的なことには左右されない、ずっと楽しめる趣味の礎になるでしょう。自転車の補助輪ではないですが、いつしかGoogleでの検索からも「A列車で行こう」と「ツール」が外れて、「ダイヤ作成」そのものについて検索していけるようになることでしょう。

NIEとは

NIE(Newspaper in Education)は、日本では「教育に新聞を」と呼ばれて知られています。A列車とOuDiaを楽しむための知識を学ぶには、NIEの方法が応用できます。

  1. 全国紙の読み比べ:JR時刻表とJTB時刻表の読み比べ
  2. ブロック紙・県紙を見るMY LINE(マイライン)東京時刻表を見る
  3. 業界紙を知る:貨物時刻表を知る
  4. そんなことより競馬の予想だ:そんなことより臨時列車と車両基地公開だ

新聞を使った学びの集大成が「新聞を作ること」であるなら、時刻表を使った学びの集大成として「時刻表を作る」ことになるでしょうか。新聞を読むにも書くにも辞書と事典が必要です。OuDiaとA列車に関しては、鉄道模型のカタログにある読み物や用語解説地図帳の巻末の理科年表、それにウィキペディアが、その役割をよく果たしてくれるでしょう。なお、辞書や事典(それに新聞も)は通常、参考文献には含めません。簡便な方法で容易に学ぶことができる基本的なことがらについて、じぶんで学ぼうとしないまま安易に他人に質問してはいけません。学ぶ機会を奪うようなかたちで事細かな指示だけを出すのもよくないことです。どんどん「考えない人」にされてしまいます。…手遅れかもしれませんが。

※鉄道模型は、小学校低学年のうちにカタログと入門セットから始めるものです。中学生になってから車両セットだけをいきなり買い、カタログもリレーラーも持っていないのでは、鉄道模型に入門したとは言えません。

業界を知る

この業界ではどんな言葉を使うのか。どんなジョークは許されて、どんなジョークは許されないのか。習うより慣れろといいます。


OuDiaでダイヤグラムを描く

ここでは「ダイヤグラム」と呼ばれる図表の描き方についての注意やコツを中心に見ていこうと思います。ダイヤの中身ではなく、ダイヤグラムというデータ表現について理解するのが目的です。ここで例示するダイヤがかっこいいかどうかは不問とします。また、ダイヤグラムを描くために使う定番のフリーソフト「OuDia」の使い方は説明しません。「OuDia」の作者が用意している説明を読んで、あらかじめばっちり使えるようになっておいてください。紙の時刻表も手元に何冊かある、できれば貨物時刻表もあるという状況にみなさんがあることを期待します。

ダイヤグラムの描画には「OuDia」を使用しましたが、このような運行を考える作業は(概ね)ゲームの中だけで行ないました。ゲーム内でできたものを「OuDia」で清書しただけです。「OuDia」を使うと何か自動でかっこよい運行ができるというものではないのです。(あたりまえですが念のため。)

ダイヤグラムという図の形式は、一覧性の高さ(1度に全体が見えること)こそが利点です。解像度が低いノートPCなどでスクロールしながら「OuDia」を使うのでは、まったく台無しです。そんな残念なことをするくらいなら、どこのご家庭にもある広い机に大きな紙を広げて手書きしようではありませんか。あるいは外付けのフルHDのモニターをなんとしてでも入手(9,990円~)しましょう。ビバ! マルチモニター。

OuDiaとA列車の誤解

  1. 『OuDiaを使いながらダイヤを作成する』 ⇒ 大きな紙に手書きするのには敵いません(OuDiaは市販の時刻表を効率よく入力することに特化したソフト)
  2. 『A列車のダイヤはOuDiaを使わないと作成できない』 ⇒ ゲーム内の機能だけでじゅうぶんできます(ゲームの操作を理解できない言い訳にOuDiaを出してくるのはいけません)
  3. 『OuDiaを使えばA列車で優等ダイヤが組める』 ⇒ OuDiaとは関係なく自分でポイント分岐設定を完遂できないといけません

OuDiaとA列車の誤解には、A列車の誤解OuDiaの誤解、それにOuDiaとA列車の誤解があります。

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「A列車で行こう ダイヤ 組み方」とは

A列車というゲームの中でどのようなダイヤを組みたいか自分で考えて自分で決めることです。自分では何も考えず現実のダイヤを『完全再現』しようとして、それがA列車の機能ではできないとわかると、途端にA列車というゲームを見下すようになってしまう人がいるようですが、これは適切な態度でしょうか。そもそもあなたは何がしたいのでしょうか。したいこともないのに無理にしようとする必要などありません。ゲームの動画を無理やり作らされるなど、やりたくもないのにやらされているというのは他人の目にははっきりわかるものです。

本物の鉄道には、鉄道以前の技術の集大成として鉄道ができているという面があります。ゲームでも、マップやダイヤを作ることには、プレーヤー自身のそれまでの学習の集大成となる面があります。幼稚園・小学校・中学校・高等学校での学習の集大成として大学入学共通テストに挑む高校生なら問題ないでしょう。A列車のマップやダイヤには、おおげさにいえばプレーヤーの生き方、ひかえめにいってもその人となりが如実に反映されます。給食と昼寝のある認定こども園や保育所に入れられてしまった人には相当の不利がありますので全力で挽回してください

赤色で示した路線
ブフォ

※筆者は千葉県人なので、やたら詳しく教わった印旛沼と手賀沼、そこを渡らないとよそへ行けない江戸川と利根川を大きな存在と感じ、A列車でもそのような地形を無意識に選び取るようすがおわかりいただけるでしょう。千葉の鉄道は県内をぐるぐるするばかりでどこへも行かないことから、まっすぐ遠くまで行く東海道線中央本線には何らかのあこがれがあるわけです。

説明説明

A列車でダイヤを組むときは、ロボットにでもなったつもりで無心に手を動かします。とはいえ無駄な作業はしません。ポイント分岐設定は、線路を敷いた時点で決まりきった設定というものが自然に決まりますから、これを設定して「全列車に適用」しておきます。ダイヤ設定は車両(編成)ごとに1つずつ設定するのではなく、「発車間隔時間」と「停車時間」を使って、その時刻に実際に発着する車両がどの車両でもよいように設定(いわばワイルドカード化)しておき、「全列車に適用」あるいは必要な数(や種類)の車両(編成)に「コピー」します。「Train」のリストからの「コピー」では駅のダイヤ設定とポイント分岐設定の両方が一度にコピーされます。(折り返しも追い越しもない)途中駅に発車時刻は設定しませんし、ましてや「個別発車」の設定は使いません。これは、設定が面倒だから手抜きするという消極的な意味ではなく、途中駅ではどんな時刻に列車が来ても一定の停車時間で発車もしくは通過するように設定(いわばワイルドカード化)しておくという積極的な意味があります。ダイヤを修正・変更するときは始発駅で「発車間隔時間」を動かすだけでぜんぶ動きます。最初に「全列車に適用」しておいたポイント分岐設定だけでは足りないくらい列車を増やしていくときには、例外的に(英:exceptionally)ポイント分岐設定を変更した車両(編成)を用意し、設定値を混同しないよう細心の注意を払って追加的に(英:incrementally)走らせます。

ゲームの中で自分が行なう操作について、英語の副詞を使って客観的に認識しながら操作を行なっていくことは、英語の学習が佳境を迎えた高校2年生からは、じゅうぶんにできることでしょう。高校の英語科の教員がそのようなことを明示的に教えるわけではありませんが、英語科の教員が英語そして日本語をどのように運用しているのかというメタな部分を観察する余力が生徒に出てくるということです。日本語の母語話者にとって、母語である日本語のまま客観的な認識をするのはかなり難しいことなので、ここは英語を借りると格段に楽です。文系でも理系でも英語ができないと大学入学共通テストを突破できません。大学入学共通テストを突破していない大学生(※3年次編入を含む)をただちに全否定するものではありませんが、鉄道会社『で』ダイヤを作成しているのは英語も数学もできて大学を出た人たちであり、鉄道会社『に』どのようにダイヤを作成させるかを決めているのは国語もできて博士号を取った工学博士たちなのです。この意味では、ダイヤ作成に必要なのは英語そして国語だということができます。…いわないかもしれませんが。

箱ダイヤ

箱ダイヤは、ダイヤグラムの中の1本の線つまり1本の列車の行路(仕業)を抜き出して、1枚の紙に書いたもの。逆に、ダイヤグラムはすべての列車の箱ダイヤを1枚の図面にまとめて描いたものといえます。ここでは説明のためにわざわざ箱ダイヤを書いていますが、ゲームの中の機能だけできちんとダイヤは組めて列車は走りますので、ゲームを楽しむために箱ダイヤを書かないといけないという関係にはないことを理解してください。「鉄道ダイヤ情報」という非常にマニアックで現場的な雑誌には、甲種輸送などの特別な列車の運行予定が文字だけで延々と書かれています。このような雑誌が商業ベースで成り立つとは、つくづく日本という国は不思議な国です。

Googleでは「A列車で行こう ダイヤ 組み方」という検索が多いといいます。この「組み方」という言い方は、どのようなニュアンスやイメージでしょうか。「組む」という言葉は「(野球チームの)打線を組んでみた」「(カードゲームの)デッキを組んでみた」といったことにも使います。「箱ダイヤ」は、まさに野球の打者やカードゲームのカードのイメージです。「箱ダイヤ」というかたちの打者やカードを「組んでみた」という感覚が「ダイヤ 組み方」という言い方のイメージそのものでしょう。このことは「箱ダイヤ」を知ることで初めて理解できるもので、「箱ダイヤ」を知らないままダイヤグラムだけをいくら眺めていても、わかることのないことだとわかります。


説明

(作成:2013年2月14日)

上野東京ラインの開業2年前という時期だったので、そういう気分でそういう車両を使っていますが、現実の路線やダイヤ再現を目指したものではありません


OuDiaは「清書」に使う

これは「A列車で行こう9」のゲーム画面だけを見てマップをつくり、ゲーム画面だけを見て列車を走らせていった結果を、あとから「OuDia」でダイヤグラムに起こしたもの。このあとも何かいろいろ変えて、もはやこのダイヤグラムの通りには走っていないと思います。ダイヤグラムという図面として美しい(『幾何学的に美しい』)とか精緻な感じがするといったことを、「A列車で行こう9」のゲーム画面を見ずに「OuDia」の画面上だけで追求してしまうのでは本末転倒です。「A列車で行こう9」の中で列車がそれっぽくかっこよく走り、なおかつオンザライスゲームも進む(「自動発展」がきちんと進み、きちんとした乗客数があり、列車が黒字になる)というのが大前提です。どんなに“すばらしい”ダイヤグラムが描けても実際に運行できないのではだめ。『絵に描いた餅』にならないようにしようではありませんか。

「ダイヤホール」とは

「A列車とOuDia」7つの約束

  1. 「OuDia」を「考える道具」として使いましょう(現状を可視化して問題点を抽出・考察するのに使いましょう=ダイヤグラムを描くより前にダイヤは完成しているようにしましょう)
  2. 「考える道具」として使うのに「OuDia」がベストなのかはよく考えましょう(図形として移動や拡大縮小それに反転や回転ができるドロー系のグラフィックソフトやExcel・PowerPointも使えます=「OuDia」でなければだめとは思いこまないように)
  3. いろいろな道具を使うのはよいですが、紙と鉛筆(黒板とチョークまたは地面と木の枝)という最低限の道具でも同じことができる技量を獲得・維持しましょう(道具のせいにしない・道具の自慢をしない)
  4. 実際に運行されている列車や駅場面を見るだけで頭の中にダイヤグラムが浮かぶようになりましょう(1日分ぜんぶという意味ではありません
  5. ダイヤグラムを見るだけで実際の施設や列車が思い浮かぶようにしておきましょう(地図や地形図を見て風景が思い浮かぶのと同じことがダイヤグラムという図面でもできるようになっておきましょう)
  6. 白紙の状態の「OuDia」を開いて始発(初電)から線を引き始めるのはだめです(データイムのパターンダイヤ、あるいは最混雑時間帯のダイヤを先に作成しましょう)
  7. ゲーム内で貨物列車を運行するのであれば(貨物列車は使わずにトラックだけでもゲームを進めることはできますが)貨物線として別線にするばかりでなく旅客列車と同じ線路での運行にチャレンジしてみましょう(回送列車と貨物列車も入力しましょう)

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理数探究基礎とOuDia

このサイトのテーマは「A列車で理数探究」ですが、ダイヤグラムに関して本格的なこと(数理最適化など)をするのはすごく難しいです。ただ、理数探究基礎で学ぶ基本的なことがらは、「OuDia」を使おうとするときにも通用するものです。考察の段階に進んでから実験をやり直してはいけません(※実験データの改ざんにあたります)。実験より前に仮説が必要です。このことを「OuDia」を使う場面に即して言い換えれば、「OuDia」でダイヤグラムを描きながらダイヤを作成しないこと(「OuDia」は「考察」のために使う)、このゲームならではの「自動発展」は理科の実験のような意味合いで観察することができるので、「自動発展」なすがままというのでなく仮説を立てましょう(開発の段取りや目標を決めましょう)といったことになるでしょう。箱ダイヤという形式でいろいろなことを考えながら過程を記録に残すのは、野帳と同様のはたらきといえます。ゲームの動画はポスター(や口頭発表)と同じで、動画そのものが成果物になるわけではありません。動画とは別に、主論文に相当する文章での詳しい説明が必要です。まさに理科室でするだけが理数探究なのではありません。実際には実験をせずにポスターや口頭発表をでっちあげることは絶対に許されません。文章による詳しい説明がないまま動画や「OuDia」で描いたダイヤグラムだけが妙に立派なのでは、そのような疑いを持たれると思ってください。自作のダイヤについて自分の言葉で説明を尽くしてください


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