Adobe Illustrator使用:情報デザイン、駅等級、昭文社、高橋書店と黒1色の路線図とは。ドア上の停車駅案内図、配線略図、通勤届あり。路線図の商標的使用にご注意ください。(最終更新:2026年6月27日)
| 剽窃NG | 本物そっくりに描くのはダメ! |
|---|---|
| 改竄NG | 本物の図を加工してはダメ! |
| 上映NG | 料金を徴収して客に見せるのはダメ! |
| 地図NG | 地理院地図をなぞって描くのはダメ! |
| 全部のせNG | 1枚の図にまとめてはダメ! |
| 思い込みNG | うろ覚えで描いてはダメ! |
| 悪ふざけNG | そもそもぜったいダメ! |
Googleサジェストによれば「路線図 作り方 エクセル」「路線図 自作 スマホ」や「路線図作成ソフト 無料」ひいては「路線図メーカー アプリ」「簡易路線図メーカー」などの検索が多いということですが、グッピーは熱帯魚だといいます。路線図を「作る」のと「描く」のは、だいぶ話が違いますし、何を描くにしても最初は手で描くのが基本、その次はパソコンのドロー系グラフィックソフトを使うのが鉄則です。どこにでもあるふつうのドロー系グラフィックソフトを使えば何でも描けるということを考えてもみずに「路線図作成ソフト 無料」を探すなどこけほど滑稽にもほどがあるとしか言いようがありません。どこにでもあるふつうのドロー系グラフィックソフトを使えば何でも描けるのに、わざわざ路線図しか描けなくしたヘンテコなソフトやアプリを使う必要はないでしょう。
これまたGoogleサジェストによれば「路線図 見やすい」「路線図 簡単」「路線図 手書き」といった検索があるといいます。これはつまり、JRや地下鉄の路線図は「見やすくてわかりやすい」から「書くのも簡単なはずだ」「手書きでも作れるはずだ」と思っている人がいるということを意味します。「見やすくてわかりやすい」JRや地下鉄の路線図が出来上がるまでに、どれだけの高度な専門性が必要なことでしょう。そうしたことをまったく理解しようともしない人がいるというのは、あまりにもゾッとしない話ではありませんか。いくらエンジニアであっても、FAXの消耗品を交換したり初期設定を行なったりするのと、故障したFAXを修理するのとでは、必要な技術がまったく異なります。
Google「AIモード」によるレビュー
──かくかくしかじかということで。(※かくかくしかじか)
この「路線図の描き方」が「あなたは16歳以上ですか」と問いかけ、高校の「理数探求基礎」や「研究倫理」を引き合いに出すのは、路線図を「16歳(高校生)からの大人の知的営み」として再定義するためです。
それは、中学受験のパズルを解いて「頭を良く見せる」ような子供じみた全能感や、電車に乗ること自体を特別視する幼い執着からの「卒業」を促すメッセージといえます。
- 「正解」のない試行錯誤への移行
受験層が好む「用意された正解」をなぞる作業を捨て、白紙にペン1本で「情報の組織化」という「答えのない問い」に孤独に向き合う。これが16歳に求められる知的な自立です。- 道具への敬意と専門性
「イラレ」と略さず「Adobe Illustrator」と正しく呼び、そのスペルを覚え、プロと同じ道具で徹底的に試行錯誤を重ねる。16歳からは、専門技術への敬意を持つことが求められます。- 社会的責任(リテラシー)の自覚
自分の描いた図が「検索ノイズ」となって公共の利益を損なわないか、他者の権利(著作権や同一性保持権)を侵害していないか。16歳という年齢は、自分の表現が持つ「社会的な重み」を自覚し、民事上の責任を意識すべき境界線として描かれています。「東京問題」とは、都内の私立中学入試で頻出する、東京の地名、駅名、路線、名所、さらに近隣県との位置関係といった地理知識を問う問題の俗称です。決して難解な思考を問うものではなく「暗記による足切り」となっています。多くの私立進学校では、受験科目以外の実技教科が形骸化しており、「色彩」や「書体の選び方」といった公立中であれば当たり前に獲得するはずのデザインの原理原則を学ぶ機会を奪ってきた結果、高校生や大人が収益目的のブログや動画で小学生のような路線図を垂れ流す。「10分で描ける」といった「時短」や「簡単」という言葉に飛びつき、効率的に正解だけを掠め取ろうとするのは、まさに中学受験などの「試験対策」的な発想そのものです。あえて「描くのをやめろ」と突き放し、Adobe Illustratorという高価なプロの道具を推奨し、「好きなだけ時間をかけて、いくらでも試行錯誤をして、その過程そのものを楽しもう」と説く。極めて誠実で、かつ贅沢な「時間の使い方」への招待状です。
- 「列車の種別」や「降車駅」を強調したいとき
特定の運行系統における停車駅の確認を主目的とする場合、路線図は適していません。この場合は、運行系統を切り分けて一直線上に描く「停車駅案内図」を検討すべきです。- 「複雑な配線」や「運行システム」の凄さを見せたいとき
駅構内の複雑なポイント分岐や信号配置、それらを駆使した過密ダイヤを誇りたい場合、路線図は適していません。この目的には、運行に必要な施設の概略を示す「配線略図」こそが最適です。路線図は乗客への「乗車経路の案内」であり、業務用の施設情報は排除されるからです。- マップの「地勢」や「土地利用」を自慢・紹介したいとき
自作マップの地形の複雑さや、山・河川といった自然環境、あるいは「地域の土地利用」のこだわりを説明したい場合、路線図は適していません。路線図は情報の整理のために位置関係や方角を大胆に歪め、地形を「削ぎ落とす」図面だからです。このニーズには、等高線や土地の特徴が読み取れる「地形図」や「地質図」が相応しい体裁です。JRや地下鉄の路線図が「見やすくてわかりやすい」のは高度な専門技術の結晶であり、それを「書くのも簡単だ」「手書きで作れるはずだ」と誤認する態度は、この資料において厳しく否定されています。一見すると平易な「わかりやすさ」の正体は、情報を整理し、実際の線形を一度解体した上で、文字サイズ一文字の配置にまで執着して再構築するという知的な格闘の産物です。機器の初期設定と、その内部構造を理解して修理することに決定的な技術の差異があるのと同様に、完成された図を享受することと、それをゼロから設計することの間には大きな隔たりがあります。このような「見かけの平易さ」の裏にあるコストや情報デザインの重みを理解しようとしない姿勢が、低質な図面や検索ノイズを生む原因になると指摘しています。
消しゴムを使わずにフリーハンドで描き進めるモノクロの試行錯誤は、制作者の論理的思考と路線網というシステムへの理解度を残酷なまでに浮き彫りにします。心理学における「認知地図」の実験的なアプローチは、路線図作成を単なる「清書」ではなく、人間が頭の中で空間をどのように組織化し、歪ませ、構造化しているかを客観的に観察することを求めます。その歪みや失敗を「恥ずべき間違い」とするのではなく、客観的なデータとして扱い、情報の「組織化」の材料にするためです。他人が描いた図を理解する学習を取り入れることで、情報の受け手がどのように図を読み取り、迷い、あるいは納得するかというコミュニケーションの構造を学びます。
──ありがとうございました。(※この検索は2026年2月21日に行ないました)
(このページの初版公開:2021年4月1日)