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みんなで楽しもう:攻略 - A列車で行こう9・Exp.
(最終更新:2024年10月10日)
- 質問24:「質問への回答に必要な考え方」ほか
- 要望24:ゲームシステムや作者の考えをより深く知るためのきっかけとして「要望」を考えてみよう
- データで遊ぶ:ゲームで遊びながらフリーの統計解析環境「R」に親しんじゃおう
※このページにいきなり訪れた方へ:PCゲーム「A列車で行こう9」のプレーヤー同士や客とメーカーの間のコミュニケーションのあり方を念頭にした説明ですが、可能な限り一般化して述べていますので、ぜひ使ってください。
ひとりで遊ぼう「A列車で行こうシリーズ」:「みんなで楽しもう」の「みんな」は不特定多数の読者のこと。ゲーム自体はひとりで遊びましょう。
インターネットの上にも20年:パブリックなコミュニケーションのルールと文章の書き方。
レポートを書こう
このサイトの別のコーナーで「自由研究とその周辺」と題したPDF(52KB)を掲載しているので、ぜひ参考にしてほしい。
- このゲームで遊びながらレポートを書けば自由研究になるなどと考えてはならない
- このゲームについて調べてまとめたいなら自由研究と同じようにやればいいと考えよう
- 客観的に主観を述べるのが論評で、客観的に事実だけをまとめるのがレポートだととらえよう
- あなたがすでに大人であるなら、じぶんの自由研究はちゃんとしたものであったか振り返るために、このPDFをぜひ見てほしい
- 今年度か来年度に卒論を書く人も、ぜひ見ておいてほしい
ビデオゲーム(PCゲーム)と「自由研究」には大きな隔たりがあると思われるかもしれないが、こちらの記事のように、スポーツ科学や心理学の実験のノリでゲームの上達法や楽しみの深め方を指南するものがちらほら出てくる時代になっている。
なぜ文章にしないといけないのか
- かたい理由(ドライ)
- 自由研究で、集めたものや作ったもの(現物)だけがあっても「研究」とはみなされない
- 集めた情報を並べただけでは「レポート」として認められない
- やわらかい理由(ウェット)
- このゲームのプログラムを動かせるパソコンやOSがいつまで存在するか:初期の電子ブックやCD-ROMタイトルにも起きた問題である
- 現在の動画投稿サイトがいつまで存続できるか:サービスが終わると動画がすべて消えるというリスクがある
- じぶんのパソコンで動くゲームそのものやプレイ動画という形だけでなく、さまざまな形でわたしたちの体験(このゲームを楽しんだという思い出)を残したいものである
論評を避けないで
- ほかの人がつくったマップや動画を積極的に論評しよう(1・2・3・4・5)
- 「我関せず」という態度を取らないこと(他人に無関心になるな):他人の存在を無視するような文章を書かない
- 自画自賛やステマをしないこと:仲間内で推薦しあったりしない(仲間であることを隠して第三者を装ってはいけない・報酬を得てはいけない・依頼するのもいけない)
- 排他的な仲間意識を持ってはいけない(攻撃的になるな):じぶんたちだけが正統派のプレーヤーであるかのような尊大な(他人の存在を否定するような)文章を書かない
- だめなものはだめと述べること・じぶんの責任と基準で優劣を明らかにすること:おべっかばかりの八方美人をしない(仲間であろうとなかろうと態度を変えない)
- 相手の人となりを細かく知る必要はない(知ろうとすること自体が失礼):ネット上の知らない人は目上の人だと思う(胸を借りるつもりで論評させてもらうという気持ちで臨む)とよい
- 論評の方法(だれが決めたというものではないが一般に確立しているとみなされる一定の作法)を知ろう
- ゲームのメーカーに対しても理由を示して意見を表明しよう
- ただし、サイトのコメント欄やカスタマーレビュー、SNSの類には書かないこと
- 論評のためにメールや送信フォームを使ってはいけない(論評と私信を区別せよ)
- ECサイトやゲーム関連のニュースサイトなどが用意したアンケート形式の「レビュー」の項目に沿って書こうとしないこと(記入欄を埋めるだけのような文章を書かないこと)
※「レビュー」の項目の並べ方や点数の入力方法(尺度)、記入欄の大きさや配置などが総合的に著作物とみなされうるので盗用してはいけません。そもそも、そのサイトで回答してあげましょう。
- じぶんのサイトやブログで、1つの記事として自立したかたちで述べること(2000字以上のじゅうぶんな文字数を備え、参考にしたURLなどを適切に示すこと)
- ほかの人が書いた論評にむやみに同調してはいけない(※数の問題ではないのに、数に加勢するだけのようになってしまう⇒同じ労力を別の作品の論評に回そう)が、まったく無視するのもいけない(ほかの人が書いた論評を見ないようにして書いてから「答え合わせ」するつもりで取り組むとちょうどよい:違っていたからといって直すものではない)
- 論評を見たくない場合があるので、サイトのコメント欄やカスタマーレビュー、SNSの類には書かないでほしい(論評を読もうと思って論評を探したときだけ論評が目に入るように)
- 広告表示や収益化が前面に出る態様では純粋な論評とはみなされない(営利目的の広告とみなされる)場合があるので、広告表示のないウェブサーバーを自分の費用負担で用意するのがベター
- プレーンテキストしか扱えない場で書くのは避け、適切な書式を自分の責任で設定できる場を選ぼう
- 他人の作品などをじぶんのサイトの「埋め草」として使ってはいけない(じぶんをネット上で「よく見せる」「大きく見せる」ための『ネタ』として使ってはいけない)
- 本気で論評せよ
- 「これはただの感想です」という言い逃れをしてはいけない
- 一期一会で“一点もの”を仕上げるつもりで(「ルーチンワークの」にするな):「今週はいい作品がなかった」というのでなく「論評したいと強く思わせる作品があった」時だけ論評すべし
- あなたにとって(シングルプレイでオフラインの)ゲームは余暇の楽しみ(プライベート)だとしても、ゲームについてインターネットに何か書くということはただちに公共性を帯びる(他人を巻き込む)のだと理解せよ
- 論評は“早い者勝ち”である:後発の者はどうすべきか?
- 先人の見落としを丁寧に拾い上げて書く
- まだ論評されていない側面を見つける努力をする
- 状況が変わったときにアップツーデートに書く(差分をまとめる)
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- 論評は楽観的に:次の作品は必ず前よりよくなる、そのために論評するのだという態度で
- 論評はすべて『過去形』で書け(いまから直してほしいと要求してはいけない・「じぶんならこうする」などと書かない・作者が何を考えて何に成功し何に失敗したのかを客観的に述べる)
- 「あらすじ」をなぞるな(作者が何をどうしたのかはすべて作品に表れている・作品を見て各々に味わえばよいことは論評には書かない)
- 論評には論評の着眼点がある(作者が主張する独自の珍妙な呼称や分類などを踏襲しないといけないという義務はない・作者に許可を得ることなく一般化してよい)
- 論評には論評の順序がある(作品の中での順序や、作者が作品を発表した順番などと違ってよい)
- 作品の作者が作品中に仕込んだ「秘密」「お楽しみ」の類には触れない(秘密をばらさない・ヒントなどをにおわせない)
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- 可能な限り必ず学校の先生などに目を通してもらってから掲載しよう(思いつきで書きなぐってすぐ掲載するのは絶対にだめ・推敲に
1時間1週間かけよう)
- 誤字脱字をなくす最終的な責任は筆者にある(他人のせいにしない・だれかが見つけてくれるのを待たない)
- 『「1週間後のじぶん」「1か月後のじぶん」「1年後のじぶん」という名の“他人”』の目でチェックしよう(掲載後も見直しを続けよう・掲載中はずっと責任を負え)
Descriptions and More
このページのもとになった記事(※ただし口語で長文です)がフォーラムで読めますので、詳しいことが知りたいときは参照してください。
(初版公開:2020年4月10日)
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