ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)
列車タイプを完全理解せよ
本作独自の「列車タイプ」というゲーム内パラメータを使いこなせ
(※「列車タイプ」は「種別」とは別の概念)
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- 列車と路線(ルート):速度より距離を先に考えよ・広域(都市間)の輸送を先に考えよ・環状線の考え方・複々線の考え方・地下鉄の考え方
座標表示を使え
駅間距離(キロ程)は目分量ではなく「P+Bキー押下」で座標を表示して計算で算出せよ
(※2点間の距離の公式)
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- 作図しよう:NMPC-L64について(パソコンとマウスが必須です)
降車客を分けて扱え
駅周辺の発展に関わる「降車人員」が表示されないので自力で調べるべし
(※「乗客対応」を使ってコントロールする)
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- 列車の「乗客数」がおかしい?:超高層ビルを建てたのに「乗客数」が減った!?
- 自動発展には「まちびらき」が必要:ニューゲーム(シナリオマップ)の初期配置の建物を参考に(※建っている建物の種類と数を真似すればよい)
隣町を使い倒せ
本作独自の「隣町」はゲーム内で都合よく使えるワイルドカードだと思え
(※雰囲気ではなくゲーム上の意味を考えて使う)
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- マップ外接続(隣町)の楽しみ:複線の「高速線路」を活かした都県境や複々線の情景を紹介
- 「箱ダイヤ計算機EX(EW72-TPR)」の楽しみかた:「北行普通・南行特別快速(115km/h)」の作例
時刻表を作るな
時刻表(発車時刻)ではなくダイヤ(ポイント分岐と折返)を組め
(※駅や列車ではなく指令室の視点で/お客様気分を捨てる)
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- 列車の運行制御(コントロール):列車の運行制御を体系的に知ろう・必ず実際の鉄道を参考にしよう
- いろいろな車庫(車両基地):車両基地の構成要素・駅構内の配線の種類・車両基地の立地とダイヤ・変電所とダイヤ
12分間隔を目指せ
本作では12分より短くしても無意味と知るべし
(※『超過密ダイヤ』は見せかけだけの遊び/ゲーム上無意味なことをしない)
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- Googleサジェスト 1問1答コーナー:「停車時間」「駅間距離」などについて
- 駅の種類で情景を描き分けよう:国鉄型配線(2面3線)・信号扱い所(CTCセンター)・ホームに売店・大きな駅(側線)
全列車に適用をうまく使え
列車未配置のままダイヤ設定を完成させてコピーするべし
(※「ダイヤウィザード」を使わないほうがわかりやすい)
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- 箱ダイヤ計算機EX(EW72-TPR)の使用例:エアA列車でダイヤ修行・ダイヤそのものをつくるのでなく「ダイヤのもと」をつくるつもりで
指導者用解説

「列車タイプを完全理解せよ」「座標表示を使え」「降車客を分けて扱え」「隣町を使い倒せ」「時刻表を作るな」「12分間隔を目指せ」「全列車に適用をうまく使え」という「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」は「マップ全体をよく見渡して」「都市の発展や人口をよく見て」「スマートな設定を目指そう」の3つに分類でき、「鉄道の収支は路線網で決まる」「鉄道が都市の開発を促す&鉄道が都市から恩恵を受ける」「ダイヤを組みやすく&改正しやすく」という3つの原則と対応しています。多くの子どもは物事を多面的(立体的)に捉えるのを苦手としています。「何かのやり方」といった具体的(一面的・一方向的)なアドバイスだけでなく、抽象化や一般化を行なってゲームシステムを理解するための手助けとなる認知の枠組み(フレームワーク)を明示的に提供するのが効果的でしょう。「A列車で行こう9」という1つのゲームの中で「街づくり」と「ダイヤ設定」を有機的に結び付けるのが目標となります。簡単に言えば、列車が乗客満載で鉄道が黒字で都市も発展するという好循環を生み出すことです。ゲームの中で鉄道と都市が密接に連動する、そこに確かなダイナミズムがあるのを実感できて初めて、ゲームの中の鉄道と都市を「リアルだ」と感じることができるのです。
- 「子どものメタ認知能力を育もう!家庭で実践できる方法も紹介」(2023年3月30日):
メタ認知とは、物事を主観で捉えず、より高い視点から客観的に捉える能力で、1976年にアメリカの心理学者ジョン・H・フランベルが提唱した「メタ記憶」という概念が元となっています。耳馴染みのない言葉のため難しく捉えられがちですが、メタ認知は日常生活や学習・仕事などの場面で自然に活用されている能力です。例えば「もっと効率よく料理できるように順番を考えてみよう」や「仕事に遅刻しないために時間に余裕を持って起きよう」などの考え方や行動はメタ認知によるものです。メタ認知力が高いと、物事を多角的に捉え柔軟な考え方ができるため、自分や周囲の問題点に気づきやすく、改善に向けた課題立てや行動をコントロールしやすいと言われています。教育分野でメタ認知が注目されるようになった背景として、2020年度に改訂された小学校学習指導要領にメタ認知が取り上げられたことが挙げられます。
子どもは本物の鉄道や都市をそっくり『再現』しさえすれば「リアルだ」という考え(「リアルさ」を得る方法は『再現』以外に存在しないと決めつけてしまう二項的・排他的な考え)に囚われがちですから、周囲の大人がよく注意してあげましょう。
「合理的なプレー」への指針
「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」は小手先のテクニックの寄せ集めではなくゲームシステム全体を俯瞰して総合したものになっています。
ゲームシステム(ゲームのルールやパラメータ)をよく調べてから、それに合わせて遊べ
(見せかけだけそれらしくするのではダメ/調べもしないまま自分勝手なことをしない)
ゲーム内の用語の定義は必ずゲームのマニュアルや公式ガイドブックで調べよう
(辞書で引くのも人に聞くのもダメ/調べもしないまま一般的な解釈をしてはいけない)
ゲームモードでのダイヤ設定の目的は都市発展を促し鉄道運行で利益を上げること
(線路容量を使いきるのはダメ/必要な列車は効率が悪くても運行しないといけない)
「A列車で行こう9」(PS4「A列車で行こうExp.」)のゲームシステムは、けだし限られた玄人のみぞ知る秘密ではなく、マニュアルをきちんと読めば誰もが理解できるものです。マニュアルを読んでいないのは論外ですし、読んだのに理解できていないのは恥ずかしいことですが、困ったときはネットや友人や先輩や兄弟に頼るのでなく親や先生を頼ってください。子どもには少し難しいゲームだからこそ、周囲の大人による見守りが必要です。この「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」は指導者用の解説です。保護者や教員の方には、このページを参考にしてもらいたいと思います。もちろん、プレーヤーのあなたが大人なら、あなた自身で「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」を自分のプレーに活かすことができるでしょう。
あらかじめマニュアルと公式ガイドブックを熟読のこと
ゲームシステムの徹底理解で迫る実感的でリアルなおかつ効率的で無駄のないダイヤ作成。スモールステップで着実に。
「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」は、操作方法の説明ではありません。「ダイヤグラム総合」の最初から、また、このサイト全体の目次からも、関連するページをあわせて読んでください。あわせて読む必要のあるものを読まないまま「わからない」と言うことのないようにしてください。あなたがわからないことは、あなたの親や先輩や友達もわからないでしょう。読んでもわからないときは、「理数探究」についての相談をするふりをして学校や塾の先生に聞いてみてください。あなたの学校や塾の先生がいかほどのものであるかを試そうではありませんか。学校や塾の先生を使い倒してください。
操作方法はわかっていて、すでにちゃんとダイヤ設定はできているのだけれども、なぜか“リアル”じゃないし“実感的”じゃない。その原因は、「現実の鉄道について知らない部分が残っているから」と「ゲームシステムについて理解できていない部分が残っているから」の2つに大別できるでしょう。「ダイヤグラム総合」の他のページでは「現実の鉄道について」を詳しく見ているのに対し、「ゲームシステムについて」を詳しく見ていくのが「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」です。実感的でリアルしかも効率的で無駄のないダイヤ作成には、「現実の鉄道について」と「ゲームシステムについて」の両面から迫っていきましょう。
『裏技』とは何ですか(なぜゲームには『裏技』という言葉があるのでしょうか)
家庭用ゲーム機ではファミコンの時代から『裏技』と呼ばれていましたが、『裏技』という言葉そのものはもっと前からあったはずです。店に設置されたアーケードや「インベーダー」など、コインを投入して一定時間だけ遊べるゲームで、店の人が嫌な顔や困った顔をする、あるいは内緒で頼み込んで特別なことをしてもらう(客なのに「まかない」のメニューを要求する)、そういうことを『裏』と言ったのです。『技』のほうはどうでしょうか。その時代のゲームは『技』の腕前を競わせて、みんなでわいわい騒ぐというものだったのです。ただ、これはあくまでゲームセンターのゲームや家庭用ゲーム機のこと。まじめにこつこつひとりで遊ぶコンピューターゲームの歴史とは相いれません。「A列車で行こう9」に『裏技』を要求する(あって当然、それでこそゲームだと言わんばかりの態度をとる)人は、あまりにもコンピューターゲームの歴史を知らなさすぎると言わざるを得ません。チェスや将棋に『裏技』はありません。
※ルールの覚え方を手抜きする技や、意表を突いて初級者が中級者に勝つ技といった意味を除く。
※店の人と親しい『特別な客』であることを周囲に見せつけて威張る人のように、「自分は『裏技』を知っている」といって威張る人がいた。『裏技』の内容はどうでもよかった。
※「舞台裏」や「裏方」という言葉の『裏』と同じ意味。「自分は“事情通”である(舞台裏のようすを知っている、裏方の仕事をしたことがある)」といって威張る(?)言い方でもあります。
※BASICで書かれたゲームのプログラムが載ってる本や雑誌を見ながら入力する時代にはゲームのプログラムがぜんぶ見えているので『裏技』は存在しえなかったのです。ゲームのプログラムがぜんぶ見えていてなおおもしろいゲームこそ、おもしろいゲームだと思います。「7つの小枝」といいながら「7つ」より多いように見えるのですが
日本語の「五色に輝く」という言葉にある「五色」は色が「5つ」あるという意味ではありません。どこからどこまでを「1つ」とするか決めかねました。比ゆ的にいえば、方角を「8つ」と考える細かさで「A列車で行こう9」というゲームの中の「ダイヤ」を考えるとして、いま自分が見ている向きのほかに「7つ」、自分には思いもよらない向きからの考え方があるのだとイメージするのがよいでしょう。そのくらい、自分にとっての“盲点”はずっと“盲点”のままになるものです。「七味唐辛子」は10種類の薬味から「7つ」を採る「組合せ(数学)」だといいます。「七味唐辛子」も「組合せ(数学)」も知っていても、「七味唐辛子」が「組合せ(数学)」だという『組合せ』は“盲点”なのです。日本語には「七光り」という言葉があり、東武野田線には七光台という駅がありますが、同時に「黒光り」という言葉すらもあるといいます。なお、「コツ」は国府津駅の電報略号(電略)です。
ゲームなのだから好きなようにすればいいのでは
いいえ。本物の鉄道各社の手を煩わせて許諾を得た実在の車両が登場する作品ですから、相応の労力をもって本物の鉄道のダイヤをよく理解した上でゲーム内でのダイヤ設定に臨むのが礼儀というもの。販売上も「リアルさ」がアピールされていますので、そこにも応えたいと思いました。大多数のプレーヤーはゲーム以前に、日常生活の中での鉄道の利用を通じて、あるいは鉄道趣味を通じて、多くの知識を得ています。本作のプレーヤーの中では少数の特殊な人々だとは思いますが、そのような機会や動機がないまま「A列車で行こう9」というゲームをプレーする人(鉄道をよく知らない人・興味がないのにプレーさせられる人)には、ここで知識の確認をしてもらいたいと思います。その上でどのようなダイヤにするのかは好きなようにすればよいのですが、知識を得ようともしない粗暴な態度をとれば社会的な信用を失いますし、知った上ででたらめをする(わざと逆のことや禁じ手の類、不謹慎な表現をしてみせてPVを稼ごうとする)のは社会通念上、許されません。
※そんなことでPVが稼げると思ってしまうのは誤解や錯覚にすぎない。情報流通が非対称だった「マス」の時代が終わり、客の目は非常に肥えている。
8年分のぼやき
このページの内容を理解したあとにしたくなることは1つ。「最初から全部やり直す」こと。わたし自身もそうだったのですが、「A列車で行こう9」のゲームシステムをまったく理解しないまま好きなように線路を引き、好きなように列車を走らせたマップは、ゲームとしてはゲームオーバーに、マップコンストラクションでは自動発展がうまくいかないというかたちで、とにかくいずれも行き詰まりました。もちろん、ここでいう「ゲームシステム」とは、ソフトの操作方法やダイヤの設定方法といった表面的なことではありません。「A列車で行こう9」というゲームの中で、列車の収支はどのように決まり、街の発展はどのように起きるのかという「ゲームの全体像」です。
じぶんはマップコンストラクションが専門で自動発展も使わないという人も、じぶんには関係のない話だとは思わないでください。じぶんがよかれと思って走らせた列車の乗客数がさっぱりで大赤字なのでは、いくら俗に資金無限モードと呼ばれるマップコンストラクションとはいえ、非常に空しいものです。ひいては、じぶんはマップコンストラクションが専門で自動発展も使わないという人が自動発展を使わないのは、ゲームシステムを理解せずにマップをつくっているので自動発展をオンにすると激しく衰退してしまうからではありませんか。わたし自身もそうだったのですが、じぶんの勉強不足を棚に上げてマップコンストラクションが専門だなどと、よく言えたものです。
幸いにもシナリオマップ(ニューゲーム)は何度でも最初からやり直せます。マップコンストラクションでは、つくってしまったマップをなんとかしようとするのではなく、新しいマップをゼロからつくるのがよいでしょう。マップを好きなようにつくってからダイヤ設定を考えるという順番では、だめだったのです。「A列車で行こう9」というゲームのゲームシステムについて全部わかってから、全部のことに目配りしながらマップをつくらなければならなかったのです。このことがわかるまでに、わたしは実時間で8年もかけてしまいました。わたしの時間は帰ってきませんが、このゲームをこれから新しく遊ぶかたには、ぜひ最初から、このページの内容を理解してもらいたいと思います。
いかのおすし
ゲーム「A列車」のダイヤ設定を理解するにはマニュアルの熟読あるのみ。他人頼りではダメ。学びのルール「質問厳禁・SNS厳禁」を自分で自分に課して一人で取り組みましょう。PCゲームでは「詳しく教えてあげる」「不要になったパーツを譲ってあげる」などと言って連絡先を尋ねたり非公開のSNS・チャットなどに誘いこむ事案があるといいます。高校生が他人に言われるまま海外に渡航させられるのは論外として、教えるふりだけして上達の邪魔をして依存させようとしてくる人には警戒してください。大型ショッピングモールの鉄道模型店は客の滞在時間を延ばす「にぎわい」の装置です。鉄道という題材に興味を示す子どもは格好のカモと見られてしまう現実があります。子どもだけで鉄道模型店に入り浸るのはゲームセンターに入り浸るも同然の危ないことだという認識が必要です。他人と金銭をやり取りしてはいけません。「撮り鉄」に誘われてもついていってはいけません。ゲーム「A列車」の名前を出していながらゲームと無関係にダイヤグラム(列車運行図表)を描いてみせるだけの動画が横行していますが、ゲームがうまく進むようにダイヤを組むのが大前提です。マニュアルや公式ガイドブックで説明されている内容なのに、自分で見つけた(自分が考案した)かのように威張る人がいても相手にしてはいけません。参考文献を挙げようとしない人を信用してはいけません。メーカー公式の情報に対して動画やブログは「従」。プレーヤーとして何をどう楽しみ、どんなダイヤにしたのかを自分の言葉で語るのがスジです。…ダイヤだけに。
※鉄道模型の正規の販売チャネルは百貨店と家電量販店と町の模型屋(教材屋・タミヤのお店)です。正規品を扱っている店であっても、中古品と新品をごちゃまぜに売るのは非常に失礼な店だという感覚しかありません。鉄道模型のメーカーに流入すべき子どものおこづかいがレンタルレイアウトの料金に消えてしまうのはとんでもないことです。「A列車で行こう9」(PS4「A列車で行こうExp.」)の名前にただ乗りして収益を得る動画に対しては、わたしたちはそんな者のために本作を買い支えているのではないという憤りがあります。
ゲームを楽しんでいますか
質問回答サイトには多くの質問が投稿されていますが、ゲームを楽しんでいるようには見えないものや、動画やブログの「締切」に追われているかのような悲痛な質問すら見かけます。ゲームの楽しみに「締切」はありません。どのゲームで遊ぶのか、あるいは遊ばないのかは、SNSを通じて他人から命令されるものではなく、自分で決めるものです。自分で選んだからにはしっかり楽しみたい。いくらでも時間をかけて、1つずつ理解していって、少しでも長く「A列車で行こう9」というゲームを楽しんでいきましょう。
- 堀正士「ネット時代の人間関係とは? SNSとの上手な付き合い方」(2013年12月2日):
SNSで誤解やトラブルが生じたら、決してSNS上で解決しようと考えないこと
- 【PDF】坪井利一郎「別子銅山を読む解説講座3 住友の歴史から」(2016年9月3日):
「ふだんの相場より安いもの、出所の明らかでない品物は盗品と心得て買うな、誰であろうと宿貸しは禁止、他人の仲介・保証・掛け売り・掛け買いの禁止」は、当時の治安情勢を反映し、町単位、家単位で自衛・自警をはかり、取引における文書主義を徹底したもので、法の順守を説いた箇所である/他人がどのようなことを言っても、短気を起こして声高に争うことなどをせず繰り返し丁寧に説明するように説いている
- NHK「地震後 SNSに偽「救助要請」多数 収益目的 “インプ稼ぎ”か」(2024年1月4日):
Xでは課金しているユーザーが一定の閲覧数=「インプレッション」を獲得した場合に収益が得られる仕組みがあり、一部のユーザーは注目を集めるために投稿しているとみられます/「『悲劇の現金化』とも言える」※PTAの人間関係を悪用して化粧品や下着ひいては保険を売りつけ、忘年会などを知人の店でやらせようとし、出身地や資産状況を聞き出し、名簿を名簿業者に売るような人は、スマートフォンもSNSもない(ただしFAXとコピー機はある)大昔から存在しています。何はさておきSNSを使わせようとしてくる人がいたら、そういう人なんだと思って距離を置くことです。特に、SNSを使わない人を悪く言う人がいたら、限りなくクロ。何を言われようとも関わってはいけません。
「A列車で行こう9」(PS4版「A列車で行こうExp.」)というゲームは、ひとりでじっくりこつこつ遊ぶのが大前提。他人よりすごいプレーをしよう・すごいマップを作ろうと思う必要はまったくありません。他人を笑わせようとする(『ネタ』を仕込む)必要など、もっとありません。自分を自分で満足させることが、何よりも優先です。ただ、あまり無防備に「(子どもが)まじめに遊ぶ」ようすを他人に見せることには別の危険性がありますので、保護者や教員など周囲の大人がよく注意しましょう。未成年者が自分だけで動画やブログを公開してしまったり、保護者の目を盗んで第三者の(成人の)力を借りてアカウントを開設して収益を得ようとしたりしないよう監督する責任があります。子どもが何をしているのかを、よく理解してください。
このように、大人としては先回りしてありとあらゆる心配をするものですが、もちろん「A列車で行こう9」(PS4版「A列車で行こうExp.」)というゲームの楽しさや遊びがいには、みじんも疑いはありません。子どもが電車をきらいになったりこわがったりしないで将来、首都圏での電車通学・電車通勤になじめるよう、大人もいっしょに楽しんであげてください。自分が子どものころの鉄道の話なども積極的にしてあげてください。大回り乗車にチャレンジするときはトイレの時間を含めた旅程表を作成して携帯させ、旅行を中断した場合にかかる最大の往復の運賃を払えるだけの現金を持たせてください。
小枝大枝(幹) ~ぼくらのダイヤ設定は7日間~
- 「7つの小枝」を読んだ後に読んでください(2023年1月15日)
- 「個別発車」についての新たな補足はこちら
- 「ダイヤウィザード」についての補足はこちら



