(最終更新:2024年11月21日)
[ A列車『初心者』が陥りがちな「ダイヤの組み方」以前の話 | 達成すべき内容と水準 ]
1日に6923万人が利用するニッポンの鉄道。YouTubeの鉄道動画を参考に、ゲーム「A列車で行こう」のダイヤ設定で効果的に情景演出する方法やコツを探る。(※数字は2018年度「鉄道輸送統計調査」による)
達成すべき内容 | 達成すべき水準 |
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連動駅と採時駅を理解する | 適切な停車時間を設定する(停車時間の長さで表現する) |
むやみに駅を大きくせず過不足のない施設を計画できる | 複線の路線では2面4線(単線の路線では2面3線)より大きくしない |
駅の種類を使い分け、運行上の位置づけや重要度の違いを表現できる | 立ち食いそば、保線基地、詰所、社宅、系列のホテルを配置する |
駅構造と配線の機能をよく理解して使い分けられる | 近代化や合理化で遊休化した施設は撤去する |
迂回率を意識して長距離列車や直通列車を設定できる | 1.2程度 |
三角線を設けるなどして適切に線路を共用できる(路線を乱立しない) | 1マップ5路線30駅40編成まで(※時間拡張60倍EXマップ) |
本線と支線の概念を理解し、分岐駅と立体交差を適切に計画できる | 適切な信号機を建植する |
車両の海側と山側の概念を理解し、むやみに列車の向きが逆にならない路線網にできる | 機関車けん引の客車列車、4号車と5号車にグリーン車を組み込んだ編成などを運用する |
現状の施設を最大限に活用する運転を計画できる | 全駅の乗降客数を最大化する(機会損失を最小化する) |
適切にポイントを追加し高密度なダイヤを作成できる | ピーク時に複線の路線の終点で1面2線を使いきる |
「通勤型」の各駅停車でじゅうぶんな利益を確保できる | 全編成を税引後黒字にする |
新幹線車両を黒字で運行できる | 1路線4編成(※ひしめきあう街) |
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A列車『初心者』が陥りがちな「ダイヤの組み方」以前の話
- これからダイヤを組んでいくにあたり、あなたのマップの路線網はじゅうぶんな状態になっているでしょうか?
- どうしてもダイヤがうまく組めないという場合、そもそも路線網がうまくできていないことがあります!
- 現場のプロが教えるダイヤ作成講座は何もかもお膳立て済みだから誰でも作成できて当然というもの
- ダイヤ作成がうまくいくようにすべてをお膳立てするのが「A列車」プレーヤーの役割です(「現場ごっこ」ではだめ)
「路線網を直そう」のページを読んでください。万一、あなたの身の周りでマップコンストラクションのテンプレート「平地」で遊んでいる人がいたら「府中のメソッド」のページを読むように促してください。
A列車『初心者』とは
- あなたは本当に『初心者』ですか? 『何』の初心者ですか? 単に用語や概念を知らないだけではありませんか?
- 用語の乱れは思考の乱れ! やみくもに労力をかける前に正しい呼び方や考え方を調べることに時間をかけましょう
- 一時停止やセーブとロードこそ重要! 高校より上の学校で情報系を専攻していないあなたは、まずそこからです
- 業務やシステムの処理の流れをレイヤーで考え、レイヤーが異なる話をごちゃ混ぜにしないようにしましょう
ゲームソフトのメーカーが公式にいう「初心者」とは、
客に聞こえないところでは「チャメ」や「ジャリ」ともいう本作のシリーズを初めて知って初めて買って初めて遊ぶ、今年そういう年齢になった(本作を買えるだけのこづかいを手にした)ばかりの人という意味(客層を年齢と所得で輪切りにするもの)で、大人は含まれません。保育園に入れられ昼寝させられていた人で高校生になっても図書館で昼寝している人や、保育園で給食とおやつがあった人で学食のある中学高校にスクールバスで通う人(大人の都合だけで子どもとしての権利をかなり制限され、半ば意図的に世間知らずな人間にされてしまった人)など大人になるまで本作を知らなかったような人がいまさら遊べるゲームではありません。じぶんが不案内で不勉強なのがいけないのにゲームの出来が悪いと文句を言う大人につける薬はありません。最適な年齢で本作に触れる人は好奇心のほうが勝るもので、文句を言う暇もなく作品に熱中しますし、わからないところはじぶんで試行錯誤でき、その試行錯誤そのものが楽しいと感じるはずです。いろいろな遊びを幅広く楽しんできた人なら先刻ご承知でしょうが、万一、そういうことには疎くて「何が楽しいのかわからない(こんなゲームで遊ぶ人間の気が知れない)」というほど何もわからない人がいましたら、「年齢別の楽しみ方」のページを読むように勧めてみてあげてください。根底に横たわる無理解ひいては偏見に無自覚なまま本作を口先だけは持ち上げてみせる(関西制作で芸人ばかり出てくるテレビでしか出てこないであろう「鉄道好きにはたまりません」という言い回しの猿真似のような動画やブログを公開してしまう=テレビ越しにしか鉄道を知らないかのような)大人ほど、本作のゲームシステムを何も知ろうとしないまま「ダイヤ作成」「過密ダイヤ」「単線ダイヤ」「環状線」「複々線」「新線」などの“それらしい言葉”ばかりを振りかざす傾向があるように見えます。最適な年齢で本作に触れる人は、そんなふうに肩ひじ張ることなく思い思いに遊んでいると思います。最も厳しいことをいえば、「ダイヤ作成」「過密ダイヤ」「単線ダイヤ」「環状線」「複々線」「新線」などの“かたい言葉”でしか本作を語れないようすが見えれば、上京して初めて標準語を覚えながら鉄道の乗り方も覚えていったのかなというふうに見えるのです。もっと簡単にいえば、「がたんごとん」といった擬音語や擬態語が出てくる絵本を楽しむ年齢のときには鉄道というコンテンツと出会っていないわけです。東海道新幹線の「のぞみ」の命名者は阿川佐和子だと言い伝えられています。作家ごとの作風というものが編集者との共同作業で人工的に作られているように、どんな言葉を使ってどんな人だと思われたいのかということは完全にコントロールできることなのです。これは、大学4年間の総仕上げとして卒論が合格しさえすれば保証される、その意味ではいたってふつうのスキルですが、大学4年間の総仕上げとして卒論が合格しない限りはまったく保証されない程度には獲得までに時間と費用がかかる面倒なスキルではあります。「ダイヤ作成」「過密ダイヤ」「単線ダイヤ」「環状線」「複々線」「新線」などの言葉しか使われていない動画やブログがあれば、そういう人だと思われたくて「ダイヤ作成」「過密ダイヤ」「単線ダイヤ」「環状線」「複々線」「新線」などの言葉しか使っていないのだと理解されるものです。
「アットホームな職場」で「断捨離」そして「ご安全に」から「ご清聴ありがとうございました」まで(特殊な業界でしか言わない)「鉄道好きにはたまりません」という言い回しは、テレビが1日中つけたままの家で育った(家が店かもしれない)1日の中でテレビの視聴時間がかなり長い人というやや特殊な属性を、消費者自身にじぶんから開示させる巧妙な仕掛けなのです。このサイトは16歳以上を対象にしています。このサイトでは16歳の人を子ども扱いせず、鉄道総研の研究者になるかもしれないし、官公庁や機構で鉄道政策に関する実務者になるかもしれないと期待していろいろなことを詳しく述べています。あなたが16歳以上の場合は「酒とタバコと都市開発鉄道シミュレーション」のページを読んでください。このページをまったく読まずに下までスクロールしたあとに「用語集」の「路面電車」「モノレール」「新交通システム」のいずれかをクリックした酔っ払いみたいな人がいました。本作が描き出す日本ならではのコンビニやファミレスは酒とタバコあってのものですが、酒やタバコと都市開発鉄道シミュレーションは相いれません。酒ともタバコとも無縁な16歳の人なら大丈夫でしょう。ただし、バスといえばスクールバスと遠足や修学旅行の観光バスとスノボに行くツアーバスの類しか知らず、一般の路線バス(※均一運賃を除く)の乗り降りのしかたと運賃の払い方を知らないがゆえ、単にじぶんが人前で恥をかきたくないだけなのに一般の路線バス(※均一運賃を除く)ぜんぶを忌避したり「あんなのは低所得者の乗り物だ」というふうに悪く言ったりするようなとんでもない人は除きます。「A列車で行こう9」のバスに降車ボタンがない(「乗降がないバス停は通過する」という挙動がない)ことはもっと指弾されるべきです。
「ダイヤの組み方」以前の話とは
質問をするのは難しいことです。「検索」の入力欄への入力を「検索質問」といいます。質問というだけあって検索は難しいです。何をどう質問していいかすらわからない状態から始まるのは珍しいことではありません。このような状態に置かれたときにどのような対応や言動をするのかを見れば、その人となりが見えてきます。あなたは検索サイトを無人の自販機のような機械だと思って、機械を操作するかのようにぶっきらぼうな「検索質問」をするかもしれませんが、
「むじんくん」は無人ではありません「検索質問」のほとんどはそのまま、検索結果に出てきたページをあなたがクリックしたときに、そのページの運営者にも見える状態になります。あなたがどんな「検索質問」をしてじぶんのページに来たのかを、ページの作者は知ることができます。検索の相手は機械ではなく人間だということを知っておいてください。
- 特定のゲームソフトの操作方法を知ることと「ダイヤ」について知ることを区別してください
- やみくもに検索エンジンや動画サイトに頼るのでなく製品のマニュアルを読んでください
- 鉄道に関しては雑誌・専門書・時刻表が最大の情報源ですから必ず読みましょう(ネットだけで済ませようとしない)
- じぶんにとっては初めて知ることでも、世の中の人はそれをすでに知っています
動画サイトにアップロードされる動画は「A列車で行こう9」といったら「A列車で行こう9」だけ、「A列車で行こうExp.」といったら「A列車で行こうExp.」だけ、「A列車で行こう はじまる観光計画」といったら「A列車で行こう はじまる観光計画」だけの動画になっていますが、現実の鉄道のダイヤの考え方にPCとPS4とSwitchと3DSといった違いがあるわけではありません。このページの内容がSwitch版「はじまる観光計画」では役に立たないというものではありません。「Googleサジェスト 1問1答コーナー」のページも読んでください。
⇒ 列車の運行制御(コントロール):ポイントの切り換え・採時駅・信号場
【鉄道施設の運用】これからつくるダイヤの実施に必要な鉄道施設の造り方(それをふまえてダイヤをつくる)
⇒ 列車と路線(ルート):輸送力(定員)・特急列車・乗り入れ(直通)
【鉄道サービスの計画】どのようなダイヤにすればニーズを満たせるか(それをふまえてダイヤをつくる)
ゲーム「A列車で行こう」シリーズの「ダイヤ作成」とは、ゲーム内の「ダイヤ設定」機能をうまく使って、ゲーム内に列車を走らせることです。時刻表のように発車時刻を入力していくとその通りに列車が走ってくれるわけではありません。A列車で行こう9・Exp.の「ダイヤ設定」は「駅」と「ポイント」から「列車」を選択して行ないます。これは、実際の鉄道の「PRC(Programmed Route Control)」「PTC(Programmed Traffic Control)」というシステムをリアルに再現していると思います。時刻表を見て列車を選んで旅行するわたしたち利用者の感覚とはかけ離れていると思われるでしょうが、これが鉄道というものです。A列車の「ダイヤ作成」に挑戦するなら時刻表という発想は捨てましょう。
鉄道の運行管理システムやダイヤに関する知識は、ふつうに「NHKスペシャル」や「クローズアップ現代」あるいは「鉄道博物館」で紹介される、ふつうの知識=「一般常識」です。ひと昔前(※2000年ごろ)には、さすがに「一般常識」とまで言い切ってしまうのは躊躇するものでしたが、いまは非常に知識が普及しているので「一般常識」と呼んで差し支えないでしょう。もちろん、これまでたまたま知る機会のなかった人や子どもにとってはこれから知っていく知識です。まだ知らない人は、いまここで確実に知識を手に入れましょう。知らなかったことを恥じる必要はありませんが、知るための手間をきらって自分勝手にめちゃくちゃなことをするのは非常に恥ずかしいことです。知識を持たない人を見下したりからかったりするのもいけません。知識は公共財です。
もう少し厳しいことを言えば、「レールボンド」が切断されて持ち去られる事件が「窃盗」と報じられていますが、これは運行の安全を妨げる行為です。「レールボンド」のしくみを知らなかったとは言わせない、運行の安全を妨げることになるとは思わなかったという言い逃れはさせないためにも、知識の普及は重要です。同じ線路に貨物列車も走ります。運行が停まれば、影響は貨物列車にも及びます。損害額は恐ろしいものになるでしょう。単なる「窃盗」という話ではまったくありません。鉄道はおもちゃではありません。A列車というゲームを楽しみながらも、時事問題や社会について考えて自分の意見を持とうとする態度を養いましょう。これは、このサイトがゲームの攻略情報のサイトではなく理数探究(と研究倫理)をテーマにしたサイトだから言うことです。
※なんと、いまや「PRC」は小学館の国語辞典「デジタル大辞泉」に掲載されています。鉄道の運行管理システムというものが現代の一般教養の1つになりつつあるのには隔世の感があります。その昔、「ATOS」という運行管理システムについて事細かにまとめた個人サイトがありましたが、いまは個人が(「ぼっち」で「同人」的に)何かあくせくしなくても、ちゃんとテレビやインターネットに(B2BやGでのプロのチームの成果物として)そういうものが出てきて、いろいろなことを教えてくれるようになりました。いまのわたしたちは、じぶんでウェブブラウザを開いて、例えば(一社)日本民営鉄道協会の「鉄道Q&A」や、(公社)鉄道貨物協会の「貨物時刻表」について読むことができます。なんと、いまのわたしたちは(一社)日本民営鉄道協会の「鉄道Q&A」や、(公社)鉄道貨物協会の「貨物時刻表」について、じぶんでウェブブラウザを開いて読むことができるように、なっているのです。これはすごいことだと思いませんか。ある時期には、まだ「ATOS」という運行管理システムについて事細かにまとめた個人サイトをリニューアルしてやろうと画策していましたが、これは限りなくあきらめました。代わりに、ゲーム「A列車で行こう」シリーズというかたちでワンクッションはさんで列車の運行管理というものを愛でてゆく新しい試みができればと思うようになって、いまに至ります。
A列車で行こう9・Exp.のダイヤ設定
- 「所要時間の計測」は不要
- 「全駅全列車全時刻の入力」は不要
- 「ポイントの設定」が必要
- 「セーブ」が必要
- 「乗客対応」の「乗車」が重要
- 「全列車に適用」の活用が重要
無意味なことはしない
- 「国際空港」や「新幹線駅」の近くに大量の列車を発着させても無意味:
「プロジェクト」の建物の収支には関係しない・「プロジェクト」の建物からの乗客発生が特別に多いということはない(ほかの種類の建物と大差なく、マップ全体で建物が多ければ埋没するレベル)
- 乗客発生のメカニズムを無視して大量の列車を発着させてしまう(過密ダイヤ):
乗客数は建物で決まる(列車を増やしても増えない=列車を増やせば増やすほど乗客は分散して乗車率は下がる)
- 駅の影響範囲(緑色の円)を無視して駅を巨大にしてしまう(ターミナル駅):
駅は小さいほど効率的に乗客を集められる・乗客発生が多い建物は駅の中心に近いところに建てる
- A列車で行こう4の感覚で「8時」と「20時」だけにこだわってしまう:
A列車で行こう9では1日中まんべんなく列車を発着させる
※公式ガイドブックに出てくる「乗客発生時間帯」の折れ線グラフに従ってダイヤをつくる
- A列車で行こう4の感覚で「隣町」を「貨物」でしか使わない:
旅客列車をしっかり「隣町」と行き来させる・都市の「人口」を「パワー」に変える(「列車タイプ」を正しく理解する)
※公式ガイドブックに出てくる「パワー」は比喩ではなくゲームシステムを説明する用語である
- A列車で行こう9の最新機能「高速線路」「連結」「機回し」の楽しさを知らずにバージョンアップしていないのは大損:
「個別発車」と「3倍」だけに視野が狭まってはいけない(ダイヤはダイヤだけで成り立つものではない)
※プレーヤーとしてゲームの中で無意味なことをしないだけでなく、ゲームソフトを買う客としても無意味なことや損なことはしないようにA列車で行こうシリーズはA列車で行こう4とA列車で行こう6のあとA列車で行こう9まではいろいろな意味で迷走気味で客が離れてしまっていたので、久しぶりに戻ってきた客が多い。過去作の思い出は美しくて大切だが、それがそのまま現行バージョンで活きるということはない。過去作とはかなり変わっていることを意識して、まったく新しいゲームを新しく理解するつもりで理解していくようにしよう。A列車で行こう9としても最新バージョンまで長い期間を経ている。本作の仕様を詳しく知らないまま「隣の駅まで何日もかかる」「乗客が次の駅で全員降りる」などと述べてしまうことがないように注意しよう。
「A列車で行こう9」の「ダイヤ設定」について、初心者を自認するプレーヤーがまず最初にやることは「線路・ポイント・駅について正確に理解し、正しく配置すること」です。「ダイヤ」という言葉からは「時間」や「時刻」、車両の「速度」や「種別」などを連想するでしょうが、それは「輸送計画」です。「ダイヤ設定」の前提になるのは「正しく配置された施設(線路・ポイント・駅)」なのです。このことがわかりにくくなってしまう「ダイヤ設定」という呼びかたですが、これは「列車制御」なのだと理解するとよいでしょう。
このページ「ダイヤグラム総合(仮称)」では、ゲーム内でのダイヤ設定の操作方法は説明しません。「初心者に冷たい!」と思われるかもしれませんが、そうではありません。公式のオンラインマニュアル「駅からダイヤを設定する」「ポイントからダイヤを設定する」をちゃんと読めば大丈夫。ゲーム画面のわからないところにマウスのカーソルをあてて少し待つと説明が表示されるので困ることはないでしょう。用語が見慣れないので「とっつきにくい」だけで、操作そのものは非常に単純で明快です。メーカーがきちんと用意してくれているマニュアルや「ふきだしガイド」のほかに説明が必要とは思えません。「初心者」という状態からは、あっけなく「卒業」できてしまうものです。心配はまったく無用。現に、これまでたくさんのプレーヤーが「ダイヤ設定」を難なく使いこなして、シナリオを攻略するのみならず、オリジナルのマップをつくって魅力的な列車運行体系を構築してきました。
このゲームを先に遊んできたわたしたちは、マニュアルの「コピペ」をするのでなく、マニュアルに「リンク」して読者をマニュアルに誘導する(マニュアルの存在を知らなかった読者がじぶんでマニュアルを読みに行ける)ページをつくるべきです。同様に「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」に書いてあるようなことを改めて説明するまでもありませんし、「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」などこの世に存在しないかのように、「A列車で行こう9 公式エキスパートガイドブック」とまったく同じことを(結果的にせよ)書いてしまうのもナイーブすぎることです。(マニュアルと公式ガイドブックを読んでもわかりにくい部分については「ダイヤ設定 7つの小枝(コツ)」にまとめました。それでもなおわかりにくい部分が残るとは思います。)
このページ「ダイヤグラム総合(仮称)」は、マニュアルと公式ガイドブックのどちらにも載っていない、ゲームからは少し離れた俯瞰的な視点で現実の鉄道を見ていくというスタンスです。ゲーム「A列車で行こう」シリーズがあってもなくても、わたしたちは鉄道というものを楽しんできたし、これからも楽しんでいくのです。とはいえ、ゲーム「A列車で行こう」シリーズは、わたしたちが鉄道を「眺めるだけ」ではなく「じぶんの手で動かしてみる」という得がたい仮想体験を提供してくれる貴重な場の1つでもあります。このページ「ダイヤグラム総合(仮称)」では、「A列車で行こう」シリーズの中でもPC版の最新作にしてプロフェッショナルかつエキスパートな仕様に定評のある「A列車で行こう9」を楽しみながら現実の鉄道も深くマスターしていこうというみなさまを応援いたします。いわば「知識を手に入れるための知識」(大学で学ぶ情報検索実習のエッセンス)をあなたに。いつかあなたがゲームを“卒業”しても、現実の鉄道を楽しむための知識はもとより、この「知識を手に入れるための知識」こそ、一生ものとなるでしょう。
なお、PS4®版「A列車で行こうExp.」も内容はPC版と同一ですので、特に区別せず扱います。「ダイヤグラム総合(仮称)」は「arx.neorail.jp」のコンテンツの一部です。
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