DATT-A9DARXナッツパワー

着手:2018年4月30日、初出:2019年7月1日、このページの公開:2021年1月16日、最終更新:2024年11月21日)


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すももコース

線路と列車資材と人口収支と納税。全26個の必須項目を初級・中級・上級に分けて一覧。時間無制限で16,800円振り返りに便利な「すもも補習コーナー」もあります。


Welcome to ようこそ「すももコース」

線路と列車 資材と人口 収支と納税
A列車で行こう基本中の基本 A列車で行こうの要(かなめ) A列車で行こう最後の関門
油断しがちなのできちんとおさらいを 手当たり次第のプレーから脱却を これができずにはゲームモードを楽しめません

「すももコース」は、Windows用ゲームソフト「A列車で行こう9」(16,800円)とそのPS4移植版「A列車で行こうExp.」(9,680円)に対応する速習コース(のようなもの)です。お手元に公式ガイドブック(※電子書籍あり:全4冊・4,888円)をご用意いただき、自習形式で取り組んでいただきます。「すももコース」は無料です。「線路と列車」「資材と人口」「収支と納税」を選んでお進みください。

すももレベル

初級中級上級
線路と列車
↓↑
資材と人口
↓↑
収支と納税
補習
自動発展IA
IB
衰退と公園IC

初級・中級・上級とは

  1. 初級:すべての人が必ず通る必要のある最初の段階。導入部。インプット。
    簡単なことだけど大事で、最初から中級者気取りの人が見落としたりばかにしたりして失敗につながる(目の前のゲームシステムを直視せず、現実の鉄道や経済の一般常識だけでプレーする)というようなことを挙げています。自分は中級者(一般常識を備えた社会人)だと思っても、「初級」を無視しないで正確理解しましょう。

  2. 中級:知識と知識を結び付けて理解する中間の段階。展開部。ミックスとループバック。
    「初級」でも「上級」でもない、いわばふつうのことを「中級」として示しています。「中級」は中途半端という意味ではありません。また、いくらふつうのことといっても、知らなければ学ぶ必要があり、さらに、これが「中級」だということ(それを知っていても「上級」ではないということ)を知る必要があります。

  3. 上級:段階を踏んで到達する最終の段階。帰結部。アウトプット。
    36連射けん玉の超絶技巧のようなテクニックをいうものではなく、考え方が抽象的あるいは哲学的だったりして、これをわかるとか、考えること自体に意味を見い出せる(考えて楽しい)にはある程度の年齢に達していないと難しいというようなことを挙げています。

すももユニット(単元)

「すももコース」は、全26個の必須項目「すももユニット」(単元)で構成されています。2~4個ずつ、一定のまとまりがあります。「すももユニット」(単元)は、順番を守って進めてください。

  1. 地形に即して路線網をつくろう
  2. 迂回率に注意しよう
  3. 隣町とつなごう
  4. 駅の影響範囲に注意して駅間距離を決めよう
  5. 複線にして列車を増やそう
  6. 運転間隔を考えよう
  7. 箱ダイヤで考えよう
  8. 折り返し設備を増やそう
  9. 追い越しをしてみよう
  10. 複線と複線の分岐をつくろう
  11. 車両基地をつくろう
  12. 複雑な入換をしてみよう
  13. 都心を定めよう
  14. 人の流れを計画しよう
  15. 資材置場調整区域を駆使しよう
  16. 乗客数を詳細に調べて、編成両を調節しよう
  17. 乱開発を防ぎながら、利益を確保しよう
  18. 産業構成比に注意して発展させよう
  19. 都市の規模は人口ではなく消費電力でとらえよう
  20. 電力の需給を計画しよう
  21. 毎月納める消費税の額最低10倍以上の年間利益を目指そう
  22. 資材工場貨物列車経営の屋台骨をつくろう
  23. 鉄道部門単体の税引後黒字必ず達成しよう
  24. 銀行の使い方に注意しよう
  25. 自社物件の役割を見極めて、中盤以降の発展は他社に任せよう
  26. 新線建設やプロジェクトには、証券取引所を使って資金調達しよう

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PS4版「A列車で行こうExp.」に用意された「動画ガイド」は24個の動画で構成されています。本作を楽しむためには2クールあってOVAがついてくるボリュームに匹敵する24個や26個という数の項目を頭に入れる必要があるということです。短い連休を使って短期集中というのもありますが、だいぶ無理が出ます。やはり連続する点が線になって故郷に鉄道を6ヶ月かけて1つずつ確実にこなしていくのが鉄板でしょう。


すもも1問1答コーナー

とにかく何もわからないのですが?

「すももコース」は、基本的な操作がしっかりできていて、遊び方(マップのテーマやシナリオ)に関して何も困っていない人のためにご用意したものです。基本的な操作については「マニュアル対照表」を、遊び方(マップのテーマやシナリオ)に関しては「公式ガイドブック対照表」または「ニューゲームで試す(マップ一覧)」からマップを選択してお読みください。その名の通り「すももコース」は甘酸っぱいのであって、ただ甘いというものではないのです。むやみに背伸びややせ我慢をすることはありません。甘酸っぱさを楽しめるようになってからでじゅうぶんでしょう。

やっぱり何もわからないのですが?

あなたはゲームがわからないのではなく、パソコンがわからないだけなのではありませんか。「スペック」のページをこっそり見て復習または予習してください。本作は歴史あるPCゲームです。昔のPCユーザーはプログラミングが必ずできるものでした。本作ではいまもメーカーと客の間に同時代の技術をともに見てきた者としてのゆるやかな連帯感が息づいています。PS4で「A列車で行こうExp.」を遊ぶにしても、キーの同時押しやキーを押しながらのマウス操作などを含むパソコンの操作全般や、ソフトウェア開発で使われるバージョン管理の概念などの理解が要求されます。ボタンを連打しさえすればストーリーが進み、飽きたころに新キャラが出てくるようなゲームとは異なります。

公式ガイドブックを自分で読めばいいのでは?

はいそしていいえ。ゲームソフトの「公式ガイドブック」はゲームの作者が自作の作品を自分の視点で解説する、いわば「設定資料集」。漫然と通読ましてや音読するものではなく、読む側が能動的に読みこなすことが要求されます。「すももコース」では、各単元「すももユニット」ごとに、対応する公式ガイドブックのページを紹介しています。これまでに刊行されている公式ガイドブックは全4冊。そのあちこちから飛び飛びに読むことになりますが、これこそが「すももコース」の進み方であります。知識と知識の関連の全体像「蝶ネクタイ図」「In」と「Out」と「つながり」のイメージでとらえて、自分の中に知識の見取り図構築してください。

※製品に同梱の「攻略サポートガイド」「公式ファイナルガイドブック」は書店で購入できる書籍ではありませんのでご注意ください。

どのマップでやればいい?

どれでもよいです。習熟するためのマップは、マップコンストラクションで自作してもよいでしょう。「すももユニット」は特定のマップに限らずゲームの中で常に有用または必要です。「すももユニット」を「初級」「中級」「上級」に分けた表の中で、各「すももユニット」の習熟に適すると思われるニューゲーム(シナリオマップ)を例示していますが、これは、そのマップ自体に「初級」などのグレードがあるということではありません(マップの「難易度」の表示とは無関係です)。

マップコンストラクションなら関係ない?

いいえ。「すももユニット」は、ゲームモードとマップコンストラクションのどちらを進めるにしても同じように重要です。ゲームモードではゲームをうまく進めてきちんとゴールするために、マップコンストラクションではきちんとリアルに見える『箱庭』を完成、あるいは他者にとってのプレイアビリティを備えた「創作ゲーム」の完成のために、必要なことなのです。『箱庭』だから、「創作ゲーム」だから、何も学ばずに思ったようにやればいい、ということでは決してないのです。

どのくらい時間がかかる?

何かを「わかった」と実感するとき、それにかかる時間はほんの小一時間であることもあれば、3連休をぜんぶ費やすこともあるでしょう。でも、それ以上の時間はかからないでしょう。じぶんはいま、この項目に習熟しようとしてプレーしているのだと自覚してプレーすることが必要です。漫然とプレーし続ければそのうちわかるというものではありません。最初から知っていたことしか知らないまま14年(※A9V1の発売日からきょうまで5397日)が経ってしまうのです。

現行バージョンのゲームソフトでは表現できないこともいろいろあるけれど、わたしたちは元気です


参考文献

ゲームで遊びたいだけなのに大げさだと思われるかもしれませんが、「参考文献」は飾りではありません。このページの内容をうのみにせず、必ずご自身で以下の「参考文献」に目を通してください。

【豆知識】「鉄道工学」とはいうけれど、その内容は経済学と法学。「都市計画」といえば、それは行政学や農学になってくる。字面の雰囲気に惑わされず、どの分野の知識なのかを見極めて学んでいこう。そして、いまさらとりたてて「AI」とはいわないけれど、日立や東芝こそが「AI」の旗手である。このサイトの「はじめに」「カリキュラム」も熟読のこと。

【考え方】最新号である必要はないけれど、必ず手元に1冊は紙の時刻表を常備のこと。交通新聞社「JR時刻表」のほか、(公社)鉄道貨物協会「貨物時刻表」を1回は買うとよい。鉄道模型のカタログなどから知識を仕入れようとしないこと。



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