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最終更新:2022年11月26日


マップの作り方

オリジナルのマップを自作するのがA列車の醍醐味の1つ。ここでは、ゲームの舞台(ステージ)となる「マップ」(地形・地勢)に焦点をあてます。うわべのストーリーやシナリオ(筋書き・ト書き)だけで強引に展開するのでなく、まずはきちんとした舞台をつくろう。地理的分野に関する読む・聞く・書く・話すの4技能をバランスよく育みます。

  1. 地形の自動生成
  2. 地域の土地利用
  3. 作図しよう
  4. 駅名のつけ方

駅名のつけ方

ゲーム「A列車で行こう」では、1つのマップにいくつもの路線をつくり「路線網」を構築します。駅名は、マップ全体の路線網をよく考慮して、重複紛らわしさのないように決めていきます。

駅名のつけ方

  1. 地形をよく観察し尾根と谷川の下流域湿地列挙します
  2. 地形の特徴から地勢(土地利用)を想像し、年代を意識して地名を与えます
  3. マップの中心地を決め、最初の駅(ターミナル)を設置します
  4. ポイントのない中間駅(停留所を増やしながら、駅名をつけていきます
  5. ニュータウンや区画整理では、新しい地名と駅名を同時に決めます
  6. 駅名と現況があわなくなったら、副名称をつけたり、駅名を変更したりします

上記の手順は、ある土地に人が定住し土地利用が生まれ地名がつき鉄道が通り駅ができて駅名がつくまで成り立ちを示しています。ゲームの中で本当にこの通りの順番にするのはたいへんです。ゲームでは後付けになってもよいので、ゲームのマップの中で確かにそのような順番の成り立ちがあるかのように見えるようにしていくと「リアル」になるでしょう。本物を本物の通りに再現することだけが「リアル」なのではありません。地形を立体的にとらえ、先史時代から現代までの時間の経過も考えた“奥深い”駅名をつけて、「リアル」な物語をつくりましょう。その根幹となるのが地形であることを再確認してゲームに臨みましょう。自然に生じた地形(起伏)こそが何にも勝る天然の物語です。起伏がまったくない「テンプレート」の「平地」を使っていては、地名も駅名も考えることができません。すべてが恣意的で不自然になってしまい、およそ「リアル」になど、なりようがないのです。「A列車で行こう9」の「マップコンストラクション」にある「地形の自動生成」は、1000回遊べる『不思議のA列車』と呼べるほど自然な感じに見える地形データをうまく生成してくれます。これを積極的に使いましょう。

※「列挙」:目に留まったものだけでなく、すべてを漏れなく挙げること・よく観察し」:見落としのないよう何度も見方を変えながら見ること(知っているものだけを見つけて終わりにするのでなく、知らないものが残っていないかを確かめ、知らなかったものがあったらその場で知る
※ゲームのマップにシナリオが用意されているときは、それに従います
※「年代を意識して」:先史時代にまで遡るかもしれない(神話の舞台のような)非常に古い地名から、明治期くらいの(開拓地につけられた)やや新しい地名まで

中間駅の駅名のつけ方と駅以外の鉄道施設の名前のつけ方

  1. 中間駅の駅名は、所在地の市町村名を採り、同一の市町村に複数の駅がある場合は方角などをつけます
  2. トンネルや橋、高架橋それに変電所と踏切信号場の名前には、より細かい町名を採ります
    町名が同じ近隣の箇所に複数の同一の種類の施設をつくる場合は「第一」「第二」をつけます
  3. 大きな操車場や車両工場の名前は、駅名に準じます

ここでいう中間駅とは、路線の分岐がなく終点でもない駅のことです。乗換駅ではない「ふつうの駅」とも呼べるでしょう。このような駅では列車の折り返しがないので、列車の行先表示サボや電光掲示板)に使われることのない駅名ということになります。地元の人がわかればじゅうぶん(音で聞いてわかればじゅうぶん)ということで、どんなに『難読』の地名であっても、そのまま駅名になるわけです。

ところで、ある地名や駅名が『難読』であるかどうかは主観的です。知っている地名や駅名は読めて当然で『難読』でもなんでもありません。単に自分が知らないというだけで『難読』と呼びつけるのも、その地名や駅名を読めなかったことを正当化する言い訳のようになってしまいます。おおかたの人が知らないようなものを持ち出してきて自慢したりクイズにしたりするのはほどほどに。また、知らなかったことを知ったときにとる、より望ましい態度を身につけておきたいものです。

マップの中心地とマップの外

※「所在地の細かい地名ではなく地域全体を代表するような駅名に」:「丸の内駅」でも「千代田駅」でもなく「」であるように
※「マップの真ん中に限らず」:マップの真ん中から始まるゲームで、ゲームの開始直後にまったく移動することなく(何も考えず)その位置(マップの真ん中)につくった駅を、マップ全体の地形・地勢を見ないまま(何も考えず)中心駅とすることのないように
※「マップの外」:マップの外(東西南北それぞれ)には、マップの中のからまでの距離ゆうに10倍以上の距離まで(対数的に)路線が延びているのだと想像してみましょう

英語圏では「グランドセントラルステーション」のように、地名をまったく含まない駅名もあるでしょう。ゲーム「A列車で行こう」でも、地域の名前を決めないうちは「グランドセントラルステーション」のようなつもりで、とりたてて駅名をつけないまま遊んでもよいのです。「駅名のつけ方」と題していながら「駅名をつけなくてよい」という話をするのは奇妙に思われるかもしれませんが、よほど存在感のある駅は、ただ存在しているだけでじゅうぶん。わざわざ駅名で呼ばれる必要がないほど堂々としているものです。

そして、「グランドセントラルステーション」のような駅名でいう「セントラル」は、地域を代表する(中核をなす)という抽象的な意味で、必ずしも地域の真ん中にあるとか地図の真ん中にあるとは限りません。ゲーム「A列車で行こう」でも、マップの中で最大の駅を、マップの真ん中に置く必要はないのです。わたしたちが不慣れなことをするときに右手と左手がつられて動くことがあるのと似ていますが、マップの真ん中を絶対の基準にして、マップの中で右のほうに置いた駅に「東」をつけ、マップの中で上のほうに置いた駅に「北」をつけてしまう人もいるようです。多くの人にとって南栗橋は北のほうにあり、中央林間は何の中央なのかわからないというのは、異論のないことでしょう。

「名前をつける」とは

「名前をつける」とはどういうことなのかをよく考えましょう。

駅名より前に町名を考えよう
(駅の有無と関係なく町名をつけよう)

町名をつけるには「駅名ランダマイザー(Z47T-DFK)」を使いましょう!

駅名ランダマイザー(Z47T-DFK)
「駅名ランダマイザー(Z47T-DFK)」は、全国の実在する町名から駅名に見えそうなものをランダムに表示するツールです。コンピューターの乱数をサイコロのように使い、データやアイテムをシャッフルする機能のことを「ランダマイザー(randomizer)」と呼びます。何が出るかは時の運。常に新鮮な驚きがあなたを飽きさせません。

(実在の)地名は歴史そのもので、地域のこころそのものです。「A列車で行こう9」というゲームの中で地名や駅名をつけるという遊びにおいて、そのまま使わせてもらう(お借りする)のはよいですが、何かを茶化したり揶揄したりするような「もじり」をするのはやめておくことにしましょう。(※安易に「もじり」をしてしまう人は「適当に改変すれば架空の地名にできる」としか思っていないでしょうが「もじり」という行為そのものが攻撃的・嘲笑的なニュアンスを帯びてしまうことに注意してください。「茶化すつもりはなかった」「揶揄するつもりはなかった」という言い訳は通用しません。)無難に遊ぼうA列車&遊びながらも勉強しちゃおうA列車。実在の地名をお借りして遊びながら、1つ1つの地名にまつわる(実際の)ストーリーや地勢をウィキペディアで調べて楽しみましょう。(調べる過程そのものを楽しみましょう。)地図帳を眺めるのが大好きで、もはやほとんど覚えてしまったというあなたにおすすめの遊び方です。「駅名ランダマイザー(Z47T-DFK)」で表示される町名は、いわゆる地図帳では省略されてしまうような細かいものが中心です。これまたほとんど覚えてしまうまで遊んでしまいましょう!

▼実行例 ▼マップへの使用例
説明
説明
説明

「駅名ランダマイザー」による町名からの駅名の決め方

  1. 1度に出てくる36個の町名をそのまま使います(この段階で一部の文字を変えたり前後に文字をつけたしたりして味付けしようとするとランダムさが損なわれますので、ぜひそのまま使ってみてください:味付け最後の最後に
  2. 36個の町名のほとんどがピンと来ないときはリロードしたり、検索条件を変えたりしましょう
  3. 町名が36個では足りないときに追加するのはよいですが、最初から町名を1個ずつ選び取ろうとしてはいけません(それをすると不自然になります)
  4. 駅名町名を自分の好み(好き嫌い)で決めたり選んだりしてはいけません(その場所にその町名がつく必然性がなくてはいけません)
  5. 新幹線」については変電所や、トンネルの名前として使いましょう

ありふれた町名を
何度でも使おう

▼実行例
説明
▼実行例

参考にした動画



References


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このサイトの攻略要望は副産物です。せっかくこのサイト「DATT-A9D(arx.neorail.jp)」を開いたのに「R」をまったく触らないまま攻略要望だけにうつつを抜かしていているのではいけません。まずは「R」をダウンロードしてインストールし、あなたがマップコンストラクションでつくったマップを「片栗粉R」の手順で可視化してみてください。


見立てはかどるランダム地名

地形の特徴・地形の複雑度

路線図とマップコンストラクション


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