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最終更新:2022年6月25日
オリジナルのマップを自作するのがA列車の醍醐味の1つ。ここでは、ゲームの舞台(ステージ)となる「マップ」(地形・地勢)に焦点をあてます。うわべのストーリーやシナリオ(筋書き・ト書き)だけで強引に展開するのでなく、まずはきちんとした舞台をつくろう。地理的分野に関する読む・聞く・書く・話すの4技能をバランスよく育みます。
「A列車で行こう9」に内蔵された地形の自動生成はすばらしい。これだけで1つのソフトになり、卒論が書けるほどの題材なのだ。英語で検索すれば、さまざまなアルゴリズムやソフトウェアが見つかるだろう。わたしたちは「A列車で行こう9」のソースコードを見ることはできないが、いろいろな挙動から地形の自動生成のアルゴリズムを突きとめてみるのも一興だろう。
そのような数理的な興味は持たないとしても、地形の自動生成はそれ自体が魅力的な機能である。ゲームのマップ(地形データ)は、整数の座標でいえば1024×1024の分解能の平面に、高さの値を持たせたものである。地形の自動生成は関数のはずだから、計算量が増えることなくいくらでも細かい分解能で地形データを生成できると期待される。将来のバージョンでマップの分解能が高くなった時もそのまま使えるものになっているだろう。
このサイトでは「地形の特徴・地形の複雑度」などのページで地形の自動生成について非常に詳しく取り上げているので、楽しんでもらいたい。「あかりM」「エキスパァM.」「マリネ屋M」では「地形が気に入らないときは」と題して、地形の自動生成の設定値を例示している。その通りに設定して、気に入った地形が出るまで何度でも(少なくとも50回くらい)再生成を繰り返そう。
「A列車で行こう9」のアップデートパッチ「Version 5.00 Build 4431」(2018年12月7日)では「取り込んだ画像から地形を生成できる機能」が追加されているが、以下の理由により、積極的にはおすすめしない。
これらの注意点を自力で解決できる場合は「画像の取り込み」にもチャレンジしてみてほしい。「画像の取り込み」を使いさえすればお手軽にリアルなマップ(実在の都市を再現するマップ)がつくれるなどとは思わないでほしいということである。
「取り込んだ画像から地形を生成できる機能」は、地形の自動生成のプログラムを自作して楽しんでいるような専門家向けの機能であると思ったほうがよい。
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