(初版公開:2018年8月1日、最終更新:2024年9月12日)
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「A9V4」(2015年6月19日)で追加された「時間拡張30倍」のシナリオマップ。列車のダイヤを思う存分つくりこもう。Version 4.0の新機能「速度制限標識」を堪能するには「時間拡張30倍」が必須。車両基地に単に出入りさせるだけでなく、車両基地の中で複雑な入換も楽しめる。ニューゲームに最初から新幹線車両が用意されたマップが登場し、無理な「新幹線駅誘致」をすることなく試すことができるようになったことは特筆できる。1つのマップの中で、さまざまなスケールの運行を同居させてみよう。列車の運行距離と売上に大きくかかわる「列車タイプ」について理解しよう。これまでマップコンストラクションモードをメインにしてきた人も、ぜひ改めてゲームモードでの攻略に挑んでみてほしい。
以下の「対照表」では、左側に「公式ガイドブック」の記述に関するディスカッションを載せ、右側には、このサイトで紹介した遊び方(※右側の欄のタイトルをクリック)に関する解説を載せている。このページはスマートフォンでは見づらくなって申し訳ない。ぜひパソコンで開いていただいて、左右を見比べながら読んでほしい。
なお、公式ガイドブック(全4冊)の内容についてはこちら、ニューゲーム開始時の電力・人口・鉄道施設・列車数(各マップでの上限)についてはこちらをあらかじめ一読されたい。
ひしめきあう街
Version 4.0
公式マスターズガイド(pp.14-15) |
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- 配置されている新幹線車両の正しい使い方(運賃収入の仕組みと最適な運行距離)は説明されず
- 運行を調節するための車両基地に関する言及なし
- 開始時にある複々線を『無駄の象徴』とみなした説明
- 頑なに「平地」があれば『開発』できるという説明の一点張り
(地勢や歴史を考えさせない)
- 「隣町」との接続は短い線路で北のみ
西へは斜めに長い線路を引かせるが「隣町」には接続させない説明
(この問題を回避するためか)
- 割高な駅舎や「本社ビル」にかかる「資産税」への言及なし
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- 「ひしめきあう街」は「宵明けの大都」に負けず劣らず
関西の鉄道網の成り立ちを自然に追体験して堪能できるマップ
(地形に促されて線路を敷いていけば 関西のような鉄道網ができあがるマップ)
- 「ひしめきM」では「古都K」「運河」「南部ニュータウン」
「旧街道の宿場町」を考えてみた
- あえていえばマップの北部が京都府、南東部が兵庫県、
西部が岡山県と三重県のミックス
- 開始時にある、有利な土地を潤沢に使って引かれた線路はすべて
国鉄ととらえ
その合間を縫うように不利な土地を工夫して使う私鉄を通させる
- マップのスケール感(広いと感じさせること)を損なわないよう
留意しつつ中央の山にトンネルを通すルートを考えさせる
- 環状線を小さく表現することで
スケール感を持たせてあるマップだから
その環状線の内側でひしめくように走る 地下鉄は省略させる
(環状線の外側の路線同士の相互乗り入れ のための連絡線を地下で通すのはよい) (地下鉄の路線図を真似するような いわゆる地下鉄には取り組ませない)
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砂浜とウォーターフロント
Version 4.0
公式マスターズガイド(pp.18-19) |
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- 「人口」が十分多いにもかかわらず「プロジェクト」使用せず
- 頑なに資材の「輸出」には「港」を第一に推す
- 割高な施設や赤字の原因を作らせる
(発電所の増設、地下駅の拡張など)
- 「子会社」の評価額と資産税の説明にほぼ1ページを割いているのは好感される
- 「調整区域」の説明が一面的で「子会社」の「売却」と結び付けにくい
- 「工業」「住宅」比率の低さに言及せず
- 短すぎる運行距離(直線距離)や高すぎる迂回率を誘発しやすいマップ
- 斜めの線路で北の「隣町」に接続させる
(この問題を無視している)
- 不自然でゲーム上の利点もない配線のまま「Mc250系」を投入させる
- 画面写真では「駅-010」の手前に両渡り線を追加しているが本文で説明なし
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- ゲーム画面に表示される
「このマップの解説」の語句がおかしい
(「海岸沿いに連綿と続くロングビーチ」 「臨海都市」「離れの島」)
- これを受けて公式ガイドブックの語句はもっとおかしい
(「海岸沿い砂浜」「臨海部」「リゾート海岸」)
- マップ全体が「臨海部」、「砂浜」そのものが「リゾート」
(あえていえば「ビーチリゾート」)
- 「臨海部の埋立地はビジネス」
「臨海部の砂浜はレジャー」という対比ではある
(このマップから見ての「隣町」が「内陸部」である)
(このマップの「埋立地」にも「レジャー」の施設はある)
- 「自動発展」に任せると「産業構成比」の
偏りが増長されることを理解させる
- 「子会社」が税引後に黒字なのか赤字なのか確かめさせ
「資産税」の理解を定着させる
- 「隣町」からの乗客数は「人口」で決まることを理解させる
- 旅客列車の「売上」は直線距離で決まることを再確認させる
- 需要がありながら輸送力不足で、
実体にそぐわない輸送密度になっていると気づかせる (施設と車両を拡充して大増発させる)
- 「マリネ屋M」では駅の番線を増やさずにできる
「急行運転」を考えさせることとした
- 地価高騰のため既存ストックを活用させ、
「隣町」につなぐ直線的ルートを見つけさせる
- だからといって地勢や地形を無視してまで
直線や碁盤目状の線路を引くことのないように
(1.2程度までの迂回率を許容させ 自然かつ合理的な線形にさせる)
- 開始時にある「鉄道道路併用橋」のほかには
海上の橋は架けさせないこととした
- 「子会社」をすべて売却させ、
本業の鉄道で利益を確保させる
(「子会社」の売却益→必要な線路を造る・ 「証券取引所」での資金調達の元手にする)
- 迂回率が高くなる不利なルートでの直通列車などには
費用が安い旧型車両を充てさせる
(どんぶり勘定にせず 1列車ごとに単独で黒字を確保させる)
- 用地費用が最低額かつ無駄な回送区間が生じない
車両基地の立地を考えさせることとした
(駅の番線数より多い編成数の運用には 車両基地が必須=駅間停車も満線も厳禁)
(「隣町」からの乗客数は終日ほぼ一定で 深夜・早朝にも多いことを活かす)
(「隣町」を「下り」とみなすなら 「下り出庫」と「下り各停→上り優等」で)
- Version 4.0の新機能「速度制限標識」は
「川沿いにある街」でデモンストレーションあり
これを参考にして「速度制限標識」を適切に使おう
(橋の上や地下線では速度を下げよう)
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※「川沿いにある街」「名山そびえ立つ街」は扱いません。各バージョンから半数を超えるマップの紹介はいたしません。
おことわり
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