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(最終更新:2024年4月27日)


バグ - A列車で行こう9

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A列車で行こう9のバグ


A列車で行こう9のバグの回避方法はありますか

「Version 5.00 Build 4431」で確認。さらに新しいパッチも出ているが「その他の細かい不具合を修正しました。」としか書かれていないのでよくわからない。車両キットを買っていないので、車両キットでの車両の追加に対応するパッチによって(車両キットを入れていない環境では)新たな不具合が起きるのを懸念して(もし起きたとしても古いバージョンに戻すことはできないため、やや過剰な心配だとは自分でも思うが「転ばぬ先の杖」として)最新のパッチは入れていない。あしからず

※PS4版「A列車で行こうExp.」については確認していない。確認はしていないが、PS4版とA9V5は同一のプロジェクト(ソースコード)の別ビルドだろうと思う。A9V4までのビルドではWindowsの生のAPIを直に叩くようなところがあったかもしれないが、PS4への移植に際し何らかの抽象化を行なったり処理を自前で持つようにしたりするなど大きく手が入ったと思われる。明らかにPS4版で発生したと思われるマウスホイール関連の実装の不備がPC版のA9V5に持ち込まれたという感じである。PS4版の発売直後はバグだらけだったというレビューがあるが、A9V5の発売までにはPS4版のデバッグはあらかた完了しているものと思う。(ハードウェアの違いに起因するものを除き)A9V5で起きていない不具合がPS4版だけで起きているということはないだろうと推測しておく。あしからず


バグの考え方

このサイトの「要望の考え方」のページもあわせてお読みください。

PCゲーム独特の文化と歴史を知っておこう

歴史的にPCゲームでは「バグ」に寛容なところがあります。客もプログラミングができるので、いかにして「バグ」が生じてしまうのかをよく知っているからです。「バグ」だからといってメーカーを責めたり騒ぎ立てたりするのでなく、自力で原因を突き止めて対策してしまおう、しかも、黙ってやろうというのを美徳とする考え方もあります。…単に7つとも『怠惰』面倒くさいだけだからかもしれませんが。

歴史的には「MSX」以降の客の間で顕著だと思いますが、ゲームソフトを買ってきて遊ぶだけで自分はプログラミングをまったく知らない『お客さま』が、「バグ」を見つけ次第「欠陥商品だ」といわんばかりの剣幕で怒りまくるということが起きるようになってきています。その原因はそもそも「MSX」にあると思います。「MSX」は低価格を売りにして低年齢の中学生や小学生にアピールするものになっていました。そういう年齢のときに「MSX」でゲームソフトを買うだけというスタイルを獲得してしまった人は、大人になってもそのままです。これは日本に限らず、『レトロPC』といえばゲームの話しか出てこない傾向は世界的に共通しているようです。そもそも持続的に進化し続けているコンピューターの中から、特定の時期特定の製品だけを『レトロPC』と呼んでことさらに注目しようとする態度そのものが、子どもにありがちな単なる愛着とみなすべきものです。自分が子どもだったときに触れたPCが『レトロPC』なのであって、子どもだったのでゲームしかしていなかったということにほかならないのでした。子ども時代の思い出を語ることと歴史を知っているということはイコールではありません。「MSX」でゲームソフトを買ってきて遊んでいただけなのに自分は「マイコン」の歴史ひいては「PCゲームの黎明期」を知っているなどとうそぶくのは非常にみっともないことです。

バグとテストと中学生

PCゲームに初めて接した年齢によるところが大きいでしょうが、ちょうど中学生のような年齢だったとすると、テスト(試験問題)に出題ミスがあったら激しく抗議して1点でも勝ち取れという変な塾の指導を受けた中学生が一定の割合で存在するでしょう。こういう人がゲームソフトの「バグ」に対しても同じ態度で激しく抗議するわけです。困ったものです。「バグ」を直さないメーカーより「バグ」を見つけた自分のほうが『優秀』であるかのように振る舞う(あるいはあからさまにメーカーは『無能』だと言い募る)のは許されません。もともとは反抗期の子どもならではの虚栄心に基づくのでしょうが、公の場で発信するときに「子どもだから」(多少のことは許して)という言い訳はできません。

他方で、バグがあることを知りながら漫然と放置するのもいけません。どんなささいなバグも、そのバグによって困らせられてしまう人が出るのであれば、等しくバグです。無視や軽視をしてよいバグなど本来はありません。ただ、どのくらい急いで修正すべきかという観点はあります。目先のバグをあわてて修正した結果、別のバグを新しく生んでしまうこともよくあります。バグを修正すること自体は簡単でも、それによって新たなバグが生じていないかをテスト(検証)する必要が出て、製品の発売時と同じだけの労力がかかってしまいます。どんなに簡単に見えるバグでも、それだけを直したらおしまいなのではないということは知っておきましょう。

バグとは

「小さな虫」の意味で、目障りでうるさいながら捕まえるのは意外と難しいといったことを表現しています。ウシやウマなどの動物は非常に面倒くさそうな顔をしてしっぽで虫を払うことしかしないといいます。小さな虫を全力で追いかけるのはネコくらいのもの。最終的に捕まえることができなくても何食わぬ顔で平然と戻ってきます。修正できないバグはない(修正できたバグだけがバグ)ネコにとっては追いかけること自体が遊びなのでしょう。

もう少し詳しくいうとアブラナに付くアブラムシ(…千葉だけに?)「作物に付いてしまった虫」の意味で、付いてしまうと取り除くのが非常に困難だということをいうのが「バグ」という言葉です。「バグ」という言葉は「バグ」というものを中立的に指していう言葉ではなく、嫌うという感情を最初から含んだ言葉になっていて、汚い音で吐き捨てるように発音する単語になっています。「バグ」を嫌うのは当然です。嫌うためにこそ「バグ」という言葉になっているのです。このことからは、「バグ」という言葉を使ってよいのは下っ端の下品な現場の技術者だけで、例えばイギリスで会計システムを納入した富士通の現地法人などのIT企業のトップが公式の場で「バグ」という汚い音の言葉を発することはあってはならないとする考え方も成り立ちます。あるいは口語的な言葉なのでフォーマルな文書の中で使うのは不適当という考え方もできます。

※「ログイン」1985年1月号の「失礼です」という説明は、言った相手に対してではなく(ゲームに限らないソフトウェア開発の)業界全体に対して失礼だという意味。業界全体に対して失礼になるということをわかっていない(世間知らずな)態度を、「コンプティーク」のほうでは「みっともないぞ」と諫めています。かつてのネットの掲示板では駅の発車メロディーを1秒しか鳴らさない係員を『怠慢』という言葉で罵った利用者がいましたが他の利用者から諫められて最終的には“退場処分”のようなかたちになりました。小学生や中学生にはどうしてもそういうことが多いものですが、そのようなハードランディング(強制的な措置)は当該の利用者だけでなくすべての利用者にとってダメージになりますので、イエローカードの段階でよく聞き入れることです。イエローカードは何枚までオッケーだといった打算をするのは絶対にいけません。「地方や海外でゲームソフトだけをぶん回したような動画に見るものはない」「まじめさをからかう者は退場させる強いファシリテーションが必要な時期」という話についてはこちら

したがって、「バグ」という言葉を使って述べると、それは(虫の侵入を許した=「バグ」の発生を許してしまった)相手の責任を問う言い方になります。相手の責任を問う以上は、それが本当に「バグ」であるということを立証する責任を負います。「バグ」なのか断定できもしないのに「バグ」という言葉を使ってはいけません。具体的な特定の事象を挙げず漠然と「バグが多い」などと述べてしまうことのないようにしてください。特定の「バグ」について技術的に述べる話と、メーカーの能力の低さや過度なコスト削減などを非難する話は、完全に別物です。「バグ」という言葉だけで両者を混同してはいけません。「バグが多い」というのは、ある意味では「意欲的な開発をした」「チャレンジングであった」ということでもあります。だからといって「バグ」がそのままでいいわけは、もちろんないわけなのですが。線路を最も効率的に除雪する方法は列車を走らせ続けることだといいます。新機能の実装をし続ける中でバグを解消すればいいのです。

「バグがたくさんありそう」という推定の意味の形容詞は「バギー」。発見済みのバグの件数から推定していいます。新たなバグを生みながらもPS4版が発売され、とんでもないバグがそのままであろうとも「車両洗浄装置」「連結」「連結解除」「機回し」が実装されたのは、すばらしいこと。何かを生むということはバグも生むということなのだと再認識させられます。新バージョンが発売されたら発売を喜びながらも「まだちょっとバギーな感じかなぁ」みたいに言ってみせると玄人ぶれます。カタカナで「バギー」と書いただけでは意味不明な文になるので日本語では「バギーな感じ」と書かないと通じません。

実は有用『バグマップ』

ウィキでは「バグマップ?」という言い方が(疑問符付きで)使われています。

「バグ」とは「(動的な)プログラム」について言うもので、「ゲームのマップやステージ」などの「(静的な)データ」については言いません。

そのマップでは必ず「バグ」が起きる、そのマップ以外では「バグ」が起きないといったことがあれば、それは「バグ」を顕在化させる、「バグ」の発見に有用なデータということになりますから、そのマップそのものが欠陥品であるかのように聞こえる「バグマップ?」という(疑問符付きの)言い方は、その疑問符の通り、わからないまま書かれているものだとわかります。

往年のファミコン雑誌などでは「友達に自慢できる!」という意味の一種の煽り文句として「バグステージ」(友達が知らない「バグ」の場面を友達に見せつけて自慢できるステージ!)という言い方があったかもしれませんし、なかったかもしれません。そもそも「バグ」は、自慢や勝負や交渉などの『材料』(自分が優位に立つための「切り札」という意味の『カード』)にするものではありません。昨今の補助金の「制度設計」のように「バグ」を秘密にしたまま「バグ」を知っている人間だけが『無双!』一方的に有利になるような状況を(故意でも過失でも)生んではいけません。

「A列車で行こう9」(PS4「A列車で行こうExp.」)の「バグ」と思われる事象を報告するときは、マップコンストラクションモードで自作したマップではなく、ゲームモードのマップを「ニューゲームを開始する」から開始した直後の状態で「バグ」の再現を試みるのが“鉄則”です。(…鉄だけに。)マップコンストラクションモードのみで起きると思われる事象に遭遇したときは「テンプレート」のいずれかを開始した直後の状態で再現を試みましょう。なお、ハードウェアやOSの問題は除外するために、長時間の使用で高温になっているマシンや、OSの起動後にいくつものアプリケーションを実行した環境での検証は避けましょう。(アプリケーションを終了するだけではだめで、OSを再起動します。)ゲーム内で列車や建物などを上限まで使おうとして発生する事象については、単にメモリを大量に使っていった結果、そのマシンのメモリ上の不良箇所に当たってしまい強制終了するだけかもしれません。じぶんのマシンだけでいくら再現しても、それを再現とはいいません。メモリの故障や不良の疑いが払拭しきれない事象については、可能であれば別のマシンや、新品のメモリに差し替えての検証をしてほしいところです。メーカーに頼らず客の側で自力で検証のできる範囲は、このあたりまでです。

バグは「黒い」!?

家庭用ゲーム機のソフトでは発売までに徹底して「デバッグ」されていますので、それでも残っている「バグ」は深刻なものということになります。家庭用ゲーム機の客(つまり子ども)が見つけやすい「見た目でわかりやすいバグ」はグラフィックスに関係するもので、そのような「バグ」では「画面が正常に描画されない」現象により「画面の一部が黒くなる」という見た目になることが多いので、「バグ」という言葉に「黒い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんし、「一部が黒くなる」つまり「表示されるべきものが表示されない」ひいては(英語をまったく読まない人にとって)エラーメッセージが英語で表示されただけでも「バグ?」と(疑問符付きで)言いたくなる人もいるかもしれません。(単に英語で表示されただけということも含め)自分が理解できないものは無意識に無視する人にとって、自分が理解できない表示が出ているところは「黒い」(「暗い」)わけです。うろ覚えの目撃情報では容疑者は必ずといっていいほど黒っぽい服装だったことになるものです。

「バグ」という外来語のままでは品詞がよくわからなくなってしまいますが、日本語の文法用語でいえば「これはバグだ」という形容動詞だと思ってよいでしょう。「作物に付いてしまった虫」という意味では、どんなに小さな虫食いでも、虫食いのある状態になってしまった、つまり「台無しだ」ということです。たいていの場合「虫食い」を見つけたときに「虫」はすでにどこかに行ってしまっています。「虫食い」の「食われた側」を見て「台無しだ」という形容動詞で嘆くわけですが、このときに「食われた側」ではなく「虫」のほうを言うのが「バグ」という言葉なのでした。

“社会の縮図”もしくは“炭鉱のカナリア”としての
ゲームソフトのバグ(小学生からの消費者教育)

小学生中学生にありがちな誤解として「要するに「バグ」という言葉は使うなということなんだな」というものがあります。あるいは「失礼です」「みっともないぞ」などの言葉尻だけに反応して「素人は黙ってろ(文句は言うな≒口答えするな)ということなんだな」と誤解してしまう人も少なくないでしょう。そうではありません。あなたが困っていることがあれば、専門家の力を借りて解決すべきです。ケストナーはいいました専門家は、専門家ではない人によって使われて役に立つために存在するのです。専門家は自分の利益や保身のためでなく、困っている人のために力を使うべきですし、それができるためにも専門家は圧倒的に素人を圧倒する専門性を持っている必要があります。最も深刻な問題は、それが問題だとは思われていない問題や、困っているということに気づいていないまま困らされている人がいるかもしれないという問題です。しかし、ここで急に面倒くさくなりました。「社会の縮図」と「炭鉱のカナリア」という語句を使って、この文章の続きを書いてみてください。文章がぜんぶ書いてなくても「社会の縮図」と「炭鉱のカナリア」という語句が示されているだけで言いたいことわかったとあれば、あなたはしっかりした大人です。



※ゲーム内の地形データの著作権はゲームソフトのメーカーに帰属すると思われます。


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