地下鉄 - A列車で行こう9・Exp.
そのタイトルに反して「地下鉄」が充実していない「A列車で行こう9」(PS4版「A列車で行こうExp.」)で最大限に「地下鉄」のムードを楽しむコツ。(初出:2025年9月9日)
ゲーム内の「地下鉄」に関する機能・仕様
本作ではゲーム内に「地下鉄」というメニューが明示的に用意されているわけではない。このため「地下鉄とは何か」「どうすれば地下鉄らしく見えるか」をプレーヤー自身がよく考える必要が出てくる。知っているようで知らない緑の光線「地下鉄」について深く学ぶチャンスと捉えて楽しもう。
- 「線路敷設」と「ハイトカット(ハイトバー)」を組み合わせて操作すると、山の中(地中)や地下(地面の下)にトンネルの線路を建設できる
- トンネルの形状は1種類で単線のみ
- トンネルの線路にポイント(分岐器)を設置するとトンネルの壁も線路に合わせた形に自動で変わる
- 地上の線路と地下の線路を「勾配線路」でつなぐには地上が完全な平地である必要がある
- 水面の下(川底・海底より下の地中)にもトンネルを建設できる(「-80m」では不可)
- トンネルの出入口(坑口)は一定以上の角度がある斜面のみに建設できる(坑口の形状は1種類で単線のみ)
- 山の中や地下だけに設置できる「地下鉄駅」が用意されている
- 「地下鉄駅」の「乗降客数」5000人ごとに「地下街」が1ブロックできる(「乗降客数」に応じて「地下街」が増えたり減ったりする)
- 「地下鉄駅」に「貨物列車」を停車させ「資材」を降ろすと地上で「自動発展」が起きる
- 「アイテム」にある「地下鉄駅入口」はただの飾り
- トンネルの線路や「地下鉄駅」の建設費用は地面からの深さに応じて高くなる
- トンネルの線路の「ポイント分岐設定」や「地下鉄駅」の「ダイヤ設定」を行なうには「ハイトカット(ハイトバー)」を使う必要がある
- トンネルの線路や「地下鉄駅」がある場所では「地形編集」ができない
- 「速度制限標識」はトンネルの線路にも使えるが「ハイトバー」で「建物を表示」にする必要がある
- 「信号機」はトンネルの線路では使えない
- ゲームに登場する車両はすべてトンネルの線路を通ることができる
- 蒸気機関車でも気動車でも「地下鉄駅」への停車や通過が可能
- 「列車タイプ」に「地下鉄」があるが「最大乗車率」は「通勤型」と同じ「200%」
- 「地下鉄駅」でも「連結」「連結解除」ができる
※遊ぶ上での支障はないが表現として違和感や不満のある部分を赤字で示した。
こちらもお読みください
- A列車の誤解:ニューヨークを走る銀色の電車/高架区間や川を渡る橋もある/日本では東急車輛がライセンスを受けて製造した銀色の電車がイメージだ。
- リアルに見せるカギ「実在の車両」の使い方:「A列車で行こう9」が企画・発表された2009年の前後10年、1999年から2019年までの20年間のトピックをおさらい/これを正しく使えば必ずリアルに見えるというもの
- 車両の選び方(カタログの作り方):「地下鉄乗り入れ」の車両は手厚く収録を/昭和から平成にかけての鉄道史を学ぶ題材として、代わりが利かない。
- 地下鉄の考え方:整備(建設・費用負担)のスキーム/すべての地下鉄は公的な審議会等の答申を経て公的な決定により建設される/計画中や建設中の路線については、東京の何号線といった呼び方をする。
- いま問う「A列車で行こう9 地下鉄 作り方」のココロ:「タイトルに偽りあり」の疑い。
- 「地下鉄」とは何か:レンガふうの建物に緑色のとげとげマットなんです。/「A列車で行こう9 地下鉄」と検索して「海馬傍回場所領域(PPA)」が出てくれば、さすがのしょくんも満足せざるを得ない。
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