(最終更新:2025年2月19日、なまらクリームたっぷり!)
できていますか小6算数 - A列車で行こう9・Exp.
「小6算数」とは:小学校の第6学年で学ぶと定められた単元。児童の心身の発達や他の科目との整合が最重要で、「小6算数」を小4のうちに学校外の塾で勝手に学んではいけない。
「できていますか」とは:テストの問題が解けるという意味ではなく、意味を理解して説明できることや、上の校種での数学以外の科目やプログラミングにも(もちろんゲームにも!)応用できること。![]()
「ダイヤグラム」
- 時間と距離が不明でもダイヤグラムは書ける
(ダイヤグラムを書いてから問題を解いていく)- OuDia:全駅の時刻がわからないと何も描けない
- 「A列車」のダイヤ作成:手書きで考えるほうがよい
「比と比の利用」 できていないと…(ユーザー) プログラミングでは(メーカー) 全体を「1」として考えることができる 長さを整数で数え「マップが狭い」と言い出す
パターンダイヤを「1時間サイクル」でしか考えられない色相環(360度=「1」)を無視して「グループ色」のパレットを作成してしまう
「車両保有数」を「なんと倍」や「激辛」のつもりで「3倍」にしてしまう部分と部分の包含関係を理解できる 「列車タイプ」を無視してしまう
ループのない(木構造の)路線網しか造らない乗車と降車を合算で表示してしまう
1つの駅が複数の路線に属す「路線の概念」を実装できない場合分けや重複を正しく扱うことができる 「全列車に適用」を「汚染される」と言って嫌う
ポイントの「時間指定分岐」をネストできない「難度の自動設定」をうまく実装できない
「都市のタイプ」の判定をうまく実装できない数量や性質を大小関係でとらえることができる ゾロ目や素数など「特別な数」にこだわってしまう
最小と最大にしか注目しない(上限を使いきる)対数で圧縮すべき「建物の消費電力」を単純に足し算してから単純に割り算してしまう
- 浅沼茂「新学習指導要領における「思考力・判断力・表現力等」の目標について」(2021年4月22日):
学習指導要領には、法的拘束力があるとされている。/“都道府県内における市の位置、市の地形や土地利用、交通の広がり、市役所など主な公共施設の場所と働き、古くから残る建造物の分布などに着目して、身近な地域や市の様子を捉え、場所による違いを考え、表現すること”/“交通や公共施設、土地利用や人口、生活の道具などの時期による違いに着目して、市や人々の生活の様子を捉え、それらの変化を考え、表現すること”/自分で考え出した答えには、対抗や葛藤、何のつまずきもない場合、考えが止まる。
- 「教育界に衝撃、小6に出題「三角形の面積」正答率はわずか55%」(2022年2月3日):
正答できなかった子供の多くは、この問題を解くために必要な「底辺と高さ」がどこにあるかを見つけられなかったようです。/いろいろな図形に触れて、実際に手を動かしてみることが一番です。「ここで切ったらどんな形になるだろう」「裏から見たらどう見えるかな」とやっているうちに、実際に動かさなくても、頭の中で自然と図形が動き始めます。折り紙やシルエット遊び、タングラムなど、ちょっとしたゲームや工作を楽しんでいるうちに、自然と身についていきます。/親子で一緒に楽しんだり、時には子供が出した問題に親が答えたりするというのもいいと思います。
- 東京都生活文化スポーツ局「そもそも幼稚園ってどんなところ?」(2019年8月6日):
幼稚園は、学校教育法に定められた「学校」です。/いろいろな遊びの中で十分に体を動かす/自分で考え自分で行動する/生活の中で様々な物に触れその性質や仕組みに興味や関心を持つ、自然など身近な事象に関心を持ち取り入れて遊ぶ/感じたことなどを自分なりに言葉で表現する、人の話を注意して聞き相手にわかるように話す/生活の中で美しいものや心を動かす出来事に触れ、イメージを豊かにする、様々な出来事の中で感動したことを伝え合う楽しさを味わう/幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要な役割を担っており、幼稚園は子供たちのこうした「生きる力の基礎」を、幼児の遊びや生活を通じて一体的に育むための教育を行っています。
- 澤井陽介「「思考力・表現力」を育てる社会科の授業づくり」(2012年3月13日):
ただ「考えなさい」と指示しても,子どもは考え始めない。/大人でも,事実や情報を解釈するには,時間が必要である。隣りの子と互いに相談をしたり,まずノートに書いてみたりする活動などを通して,子どもが自分の考えをまとめるための時間を保障することが大切である。/教師は往々にして「考えたこと」を表現させることを急ぎがちであるが,まず事実や情報を「わかったこと」として整理させることが大切である。わかったことの確認なしに「考えたこと」や感想を求めても,子どもは「~がわかった」と表現することが多い。まず,事実や情報を整理したがっているのである。/話し合いが成立するためには,話し合う内容がつながることが必要である。そのためには,まず相手の話を聞くこと,受け止めることをていねいに指導したい。/教師の役割は,子どもたちの話し合いの方向を軌道修正したり,出された意見をカテゴリーに分けて黒板上で整理したり,聞き返して理由を明確に補足させたり,解釈を加えてみんながわかる言葉に置き換えたりする。少し考えればわかることをまったく考えない人はいませんか。テストの問題が解けることと「考える力がある」ことは、だいぶ別のことです。
最速クリア暗記した正解を即答しては「新台入替次の問題を早くよこせ!」「フィーバータイムもっと難しい問題をよこせ!」とわめく。まるでエサを待つ雛鳥ではありませんか。四角い頭がさらに四角く「早解きがエライって!?」「人生そんなもんじゃないよね」「出発進行!! なのだ。」とはよくいったものです。(初出:2025年1月11日)
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