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小一時間で初心者卒業。大人のA列車。ゲームならではのデフォルメを楽しむ。(初版公開:2020年10月6日、最終更新:2022年6月25日)
路線図は、実際の線路の線形(向きや長さ、曲がる地点や角度、交差)にはとらわれず、線路のつながりを見やすく表現する図です。駅が多いところは拡大し、駅が少ないところは圧縮して描かれます。駅名などの文字を表示する都合によっても、実際の線形とは異なる配置になっていくのです。路線図は、すでに路線網が完成してから描くものなのです。
路線図は、紙に印刷して電車内や駅に掲出したり、配布して客が持ち歩けるようにすることを目的に描かれます。路線図は、目的地の駅を見つけ、そこまでの経路を知るために使われます。このとき、紙の上で指で線を追いかける、あるいは目で見るだけで線を追っても見間違えることがないように色や大きさなどが配慮して制作されます。
路線図とは何かを学ばないまま、見た目だけを真似して図を描くことはやめましょう。
路線図は目的地までの乗り換えがわかるようにするための図です。路線と路線の乗換駅は強調して表示しますが、特急停車駅を強調することはしません。
通勤快速やライナーは表示しません。「むさしの」「しもうさ」のような列車も表示しません。
一方、朝夕のみの地下鉄東西線の津田沼乗り入れや取手までの常磐線各駅停車は表示します。湘南新宿ラインの特別快速も表示します。
交通広告を扱う業者が描く路線図は、駅に広告を出したい広告主のためのもの。一般の路線図よりも大胆にデフォルメし、カバー率をとらえやすくしています。また、駅間距離が短めで駅の数が多い私鉄の図では、路線がとぐろを巻くように詰め込まれます。この表現で「この地域には駅がいっぱい」「駅は多いがここからここまでは1つのエリア」といった情報を視覚的に表わしています。広告主はこれを見て「反復訴求」や「POP効果」などの戦略を使い分けていくのです。
旧国鉄が駅構内の広告の料金を定めるときに、体系的な「駅等級」を使いました。実際の駅の状況は1つたりとも同じではありませんが、ある程度の幅を持つ「駅等級」にまとめたのです。「駅等級」は、乗降人員や優等列車の停車駅などと必ず一致するわけではありませんが、その路線での運行のありようをおおかた示唆するものになっています。
「駅等級」は絶対評価ではなく相対評価だという言い方もできます。ある鉄道会社やある地域、ある路線の中での相対的なランクを示すものですから、別の会社や地域の「駅等級」と比べることに意味はありません。ほかの路線に比べれば乗降人員が少ない路線にも「特級駅」はあるのです。
ゲームでは、プレーヤーが設置した駅がどんな駅なのかは、プレーヤー自身が決めなければなりません。このとき、駅の種類や優等列車を停めるか停めないかといった個別のことより先に「駅等級」を定めるとよいでしょう。リアルなマップにしていくためには実際の成り立ちをなぞることが大切ですが、なぞる向きは逆向きでもよいのです。現実には路線網や都市の発達の結果として生じている「駅等級」の違いを、プレーヤーのあなたが先に決めてよいのです。
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