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マップの作り方

水の流れ 等高線・SVDありk-means 座標と作図(NMPC-L64) SVDなしk-means ボロノイ図

DATT-A9DARX白身伝説は、A列車で行こう9で理数探究が楽しめる世界初のサイトです。理数探究に必須のツール「R」(入手は無料)に親しみます。特異値分解から駅名のつけ方まで、創作ゲームに不可欠の再現性を確保したアルゴリズミックな地形データの取扱いを学ぶ。地理的分野に関する読む・聞く・書く・話すの4技能をバランスよく育みます。理数探究基礎で学ぶ「研究倫理」に対応する知的財産の種類とコンプライアンスあり。(最終更新:2024年4月25日)


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A列車の醍醐味とは

マップの準備地形の自動生成を使おう
マップの命名地形に合った地名にする
マップの都市計画土地利用を定めよう
マップの交通網正確に作図しよう

オリジナルのマップを自作するのがA列車のの1つ。狭義の「マップコンストラクション」に限定せず、ゲームモード(「創作ゲーム」の制作・配布)にも通用する「マップの作り方」に迫ります。ここでは、ゲームの舞台(ステージ)となる「マップ」(地形・地勢)に焦点をあてます。うわべのストーリーやシナリオ(筋書き・ト書き)だけで強引に展開するのでなく、まずはきちんとした舞台をつくろう。自作マップを非常に自然な地形にしてくれる「A列車で行こう9」の「地形の自動生成」を詳説。マップの「お題」は言葉だけで考えず、生成された地形の中から見い出そう。マップのタイトルやゲームの中の会社名や駅名も、地形に即して自然に決めていこう。ちなみに酪農が盛んな千葉県の学校では「醍醐味」という言葉を少し詳しく教わるものです。何かにつけて醍醐味と言ったり、醍醐味という言葉を持ち出すだけで満足するきらいがあるのは、千葉(習志野・稲毛海岸・海浜幕張)で生まれた「A列車で行こう」シリーズならではといえるでしょう。

A列車で理数探究

ここで、「A列車で行こう9」の最初のリリース(のちにいうA9V1)のトレーラー(予告編)を振り返ってみましょう。字幕の1字1句を正確に読んでみてください。「A列車で行こう9」とは、どんなゲームでしょうか。この映像で説明されることがすべてではないでしょうか。使い放題の素材とでもいわんばかりに「A列車で行こう9」を単に鉄道の3DCGを描き出すソフトとして使うだけでは、「A列車で行こう9」とはどんなゲームであるかということを忘れていってしまいます。PCゲームとしての「A列車で行こう9」は2010年2月に発売されて13年目になりますが、ソニーの家庭用ゲーム機「PS4」に移植された「A列車で行こうExp.」の発売は2017年で、そんなに古いわけではありません。PC版よりもいくらかは安価なPS4版は中高生にも手の届きやすいもので、毎年、新しいプレーヤーを“A列車ワールド”に迎え入れる役割を果たしています。このゲームを、これから新しくプレーする人のために。2022年度からの高校生は理数探究基礎を学び、いよいよ理数探究に取り組んでいきます三丁目の角のネクスト・ジェネレーション。世界が、変わりますなお、本作に「ネオツリー」の名前で登場する「東京スカイツリー」完成したのは2012年2月です。

A列車で理数探究」とは、学校での理数探究の取り組みを補完する家庭での独習です。上述の「マップの「お題」は言葉だけで考えず生成された地形の中から見い出しましょう」とは、理数探究での「テーマの決め方」というトピックに呼応するものです。ニュースで聞きかじったキーワードをただ並べただけのようなテーマやタイトルにするのでなく、まずデータがあり、そのデータにふさわしい研究方法があって、研究が成り立つのです。もともとコンピューターゲームは理工系の研究室での遊びとして生まれました。特に「A列車で行こう」シリーズのような「シミュレーションゲーム」と呼ばれるジャンルのゲームは、もともと研究室でコンピューターを使って行なっていたシミュレーションという研究方法を遊びに転じたものです。シミュレーションとは、本物そっくりにすることではなく、条件を変えながら何度も繰り返し試すことをいいます。デートのプラン練りながら何度も繰り返し試す恋愛シミュレーション」は、まさにシミュレーションであります。



※ここではGISには深入りしません。GISというものがどのようにできているかを素朴に追体験するような学びができればと思います。クラスターの色分けはランダムで、色に意味はありません。

論文の査読は「ブラインド」(匿名)で行なうのが主流です。論文の採否は名前でも肩書きでもなく、その内容そのもので決まるのです。このサイトの全体を通じても、先行研究の調べ方(必ずじゅうぶんにサーベイを尽くす必要があるということ)参考文献の挙げ方(必ず参考文献を挙げる必要があるということ)試作品のデモンストレーションのしかた(産業的な諸権利の適切な取扱い)サイエンスや工学の文章の正確な読み書きのしかた(ただし特許を除く)など、学校での理数探究と、その先にある研究や開発という活動を念頭にした考え方や方法(やり方)を提示しています。こうしたものをその場限りのものとはせず、着実にじぶんのものにしていってください。数学で習う「行列」は、例えば「A列車で行こう9」の地形データの解析にも使えるのです。

PCゲームは大学生の遊び

レトロゲームでは画面の解像度が低く、ゲーム内ではマップの全景を表示することが困難だったので、ゲーム雑誌の紙面では画面写真をつなぎあわせた「マップ全景」の類が好評を博していた。実は「A列車で行こう9」でも、ゲーム内ではマップの全景は表示できない。このサイトでは往年のゲーム雑誌のはるか上をゆくインテリジェントでエレガントな「マップ全景」描画方法を考案し「スーパーカタクリコR」と命名したのでゆっくりして楽しんでいってほしい(同じ方法を誰でもどんどん使ってください)。なお、このように自作のものを自画自賛してみせるのも往年のゲーム雑誌に倣ったもの。自画自賛とはいうけれど、理工系の論文でじぶんたちの提案手法を正しく自画自賛するのは必要なことだ。ビデオゲーム黎明期の雑誌ではコンピューターに詳しい理工系の大学生がアルバイトとして重宝されていて、ほかのジャンルよりは理工系っぽい表現が紙面に多かったのだ。(ただし漫画誌に由来するゲーム雑誌を除く。編集部の「社員さん」がゲーム雑誌の前に何を担当していたかで、かなりカラーが異なる。)ページが余ったからなんか書けと言われれば、大学に提出したレポートの焼き直しを送り付けるのである。レポートが課されるのは一般教養の文系の科目だから、いかにも理工系の大学生が必要以上に高尚そうに書いた文章になるものだ。ゲーム雑誌のくせに唐突に高尚そうな記事が混ざるのはこのためである。長閑な時代であった。当時の大学生は、いまや60代。さらに、当時の編集部でアルバイトの大学生たちをマネージしていた人たちは70代以上である。若者が素朴に思うよりはるかに高い年齢層にまで、ビデオゲームを深く理解する人たちは存在するのだ。

【おことわり】このサイトの文章は大学入試相当の文章を正確に読めることを前提にして書いています。四谷学院によりますと「目・手を速く動かせるということと、速く読めるということは全く別の問題である」ということです。このサイトのアクセスログを見ても、まったくもって四谷学院のいうとおり「ものすごく処理が速いように見えますが、残念な」「せわしなく何回も冊子を前後に往復」という感じのユーザーがたいへん目につきます。何をどうやっても長い文章は長い。どっしりと腰を据えて読解に取り組んでください。これは受験生だけでなく大人も同じです。

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(このサイトの初版公開:2018年8月1日、地域の土地利用の初出:2018年9月28日、地形が気に入らないときはの初出:2019年7月1日、駅名のつけ方の初出:2020年2月10日)


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